| 「ニュルブルクリンクパッケージ」であればまだしも、通常のレクサスLFAでこの価格は高すぎる |
走行距離は少なく、ラッピングを剥がして価格を下げればすぐに売れそう
さて、デュッセルドルフにあるオート・レヴィ(Auto Levy)なるショップが販売するレクサスLFAがちょっとした話題に。
その理由としてはまずクロームという奇抜な外装を持つこと、そしてその価格が104万9600ユーロ(日本円で1億4600万円)という、一般的なレクサスLFAの中古相場に比較し非常に高い設定を持つこと。
なお、1億円以上にて取引されるレクサスLFAが存在しないわけではありませんが(数例の売買がある)、それらいずれもはレクサスLFA(500台限定)の中でも64台のみしか存在しないニュルブルクリンク・パッケージ装着車となっています。
その販売価格は「通常の」レクサスLFAの1.5倍
そしてこのレクサスLFAがの価格は現在の平均的なレクサスLFAの取引相場からするとおおよそ1.5倍以上。
なぜこのショップがこの価格で「売れる」と踏んだのかはわからないものの、もしかするとショップの宣伝のためにあえて売れないであろう価格にてずっと掲出しているのかもしれません(2020年4月からずっと売りに出されているが今も売れず、しかし定期的にこのショップの話題がネット上に出るので、宣伝となっていることは間違いない)。
ちなみにこのレクサスLFAの走行距離はわずか870kmで、これはかなり少ない数字だと言っていいかもしれません。
やはり目を引くのはこの「クローム」。
しかしこのクロームはラッピングによって再現されているそうなので、購入者はこれを剥がすことで原状復帰できそうですね。
ただ、貼ってからの年月が長いとうまく剥がれずに糊が残ってしまい、これを除去するにはちょっとした手間が生じることにはなるものの、逆に考えると「ボディ表面(塗装面)を保護してくれていた」と考えることもでき、その意味ではこのクロームラッピングは(捉えようによっては)マイナスにはならないかも。
このレクサスLFAのインテリアの状態はなかなか良好
そしてインテリアを見るとその状態はなかなかに良好。
走行距離が少ないぶん劣化も少ないようですね。
現在は「市場価格とあまりにかけ離れていて売れる気配がない」このレクサスLFAではありますが、ここしばらくレクサスLFAの相場は大きく上昇しているので、もしかすると「レクサスLFAの相場が、このクロームラッピングのレクサスLFAに追いつき」、この価格設定でも売れる日が来るのかもしれません。
なお、高すぎて売れないレクサスLFAというと「豊田章男社長のサイン入り」として8億円以上で販売されていた個体が思い出され、しかしこちらは一気に値下げをしているので、おそらく今頃は売れているのかもしれません。
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参照:Mobile.de