日産R35 GT-R 50 by イタルデザインの売り物件がまた登場！なおGT-R 50は今年7月に受注を終了、予定台数の50台が完売したのかどうかはナゾのまま

｜ やはりGT-Rに対してこの価格は（いかに特別感があったとしても）高すぎたのかもしれない ｜

しかしながら長期的に見ると価値を上げるのは間違いなだろう

さて、先日は鹿児島県よりまさかの売り物が登場した日産GT-R 50 by イタルデザインですが、今回はアメリカから新たなる売り物件が登場。

このGT-R 50 by Italdesignは日産とイタルデザインとのコラボレーションによって「もしR35 GT-Rになんら制限が課されなかったら」という想定のもとに再デザインされたクルマであり、ベースはGT-R NISMO、そしてその完成車をイタルデザインへと持ち込んでカスタムを行うという「改造車」。

2018年に発表されて受注が開始され、（当時の為替で）1台1億3000万円程度から受注が開始されていますが、あまり人気がなかったのか50台の受注枠を埋めるのに結構時間がかかってしまい、正式に受注が締め切られたのは今年の7月です（つまり、その時点まで売れ残っていたか、もしかすると受注が50台に達していない可能性も）。

今回のGT-R 50 byイタルデザインはアメリカから

そして今回、アメリカのレジェンダリー・モーターカーズよりGT-R 50 by イタルデザインが販売されていて、その記載内容によるとボディカラーはリキッドシルバー（25,000ユーロのオプションだったようだ）。

未登録、そして一度も運転されていないとのことで、価格は例によって「ASK」。

現在のところこのGT-R 50 byイタルデザインの取引相場はまったく不明で、人気があるのか無いのかわからない状態です。

よって新車価格以上で取引されているのか、それとも新車価格を下回っているのかまったくわかりませんが、売り主としては（これまでの売り物がいずれも未登録、未使用であるところからして）もちろん購入した価格よりも高く売りたいはずで、「転売するために購入した」人も多いのではないかと思います。

GT-R 50 by イタルデザインはもっと人気が出ると思っていたが

なお、GT-Rは世界中にてカリスマ的とも言える人気を誇っており、それを考慮するとこのGT-R 50 by イタルデザインは「一瞬で」完売するんじゃないかと思っていたものの、実際に蓋を開けてみると「数年かかってその限定台数をようやく消化」した状態。

これはかなり意外でもあり、もちろんGT-R 50 byイタルデザインを転売目的で購入した人にとっても予想外だったのかもしれません。

一方でGT-R NISMOやGT-R T-Specは数千万円という価格にて落札されていて、相変わらずGT-Rの人気が高いことも再認識させられますが、いかに希少といえど「億」という価格がGT-Rにとっては行き過ぎた設定であり、そこに購入者は二の足を踏んでいた可能性もありそうですね。

なお、GT-R 50 by Italdesgnについて搭載されるエンジンは3.8リッターV6ツインターボ、しかしその出力は720馬力にまで引き上げられており、「特別感」としても申し分ないとは思うのですが、今後の相場の動きには注視したいと思います。

参考までに、GT-R 50 by Italdesignのスペックは下記のとおり。

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参照：Legendary Motor Cars