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ワイルド・スピード MAXにてポール・ウォーカーとともに出演したR34 スカイラインGT-Rが競売に登場!ポールの「ステッカーを貼ったクルマに乗りたくない」という意向を重視してシンプルにとどまる

ワイルド・スピード MAXにてポール・ウォーカーとともに出演したR34 スカイラインGT-Rが競売に登場!ポールの「ステッカーを貼ったクルマに乗りたくない」という意向を重視してシンプルにとどまる

| ユニバーサルの証明書が付属すればとんでもない価格にて落札される可能性もありそうだ |

走行距離はわずか6,000km、単純にコンディションの良いGT-Rとしても評価できる

さて、「GT-Aインダストリーズ」より、映画「ワイルド・スピード MAX」の撮影に使用された日産R34スカイラインGT-Rがオークションに出品されることに。

この日産R34 スカイラインGT-Rはユニバーサルスタジオの依頼を受けて「カイゾー・インダストリーズ(Kaizo Industries)」のダリス・アリソン氏が改造したものだと紹介されており、ポール・ウォーカーの意見を取り入れ、ワイルド・スピードMAXの撮影のためだけに制作された特別な個体なのだそう。

なお、ポール・ウォーカーが乗ったスカイラインGT-Rというとワイルド・スピードX2に登場したシルバーの個体を思い出しますが、今回出品されるベイサイドブルーのGT-Rにつき、ポール・ウォーカーが「ステッカーをベタベタ貼ったクルマには乗りたくない」「ステッカーを貼らないように」という要望を出したためにクリーンな外観を持っている、と説明されています。

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走行距離はわずか6,000km、このR34スカイラインGT-Rのコンディションは上々

なお、このスカイラインGT-Rの走行距離はわずか6,000kmにとどまっており、見ての通りコンディションは抜群。

Nissan-GT-R (2)

ワイルド・スピードMAXにはホワイトやイエローのGT-R、そしてこのベイサイドブルーのGT-Rにもアクション用の「スタントカー」がいくつか存在しますが、それら撮影に使用されたGT-Rの中において、このブルーの個体は「唯一、本物のGT-R」だったといい、残りはGT-Rのボディ外板をGT-R風に改造した車両だったようですね(本物のGT-Rの価格が非常に高価であったため。もちろん爆破シーンには別のレプリカが使用されている)。

今回の出品は「ポール・ウォーカーの誕生日を祝って」のことだそうですが、この車両をGT-Aインダストリーズが所有している理由等については不明です。

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改造内容としては外観ではニスモ用エアロパーツ(バンパーとサイドスカート)、イーストベア製エアロボンネット、ボルクレーシングRE30(19インチホイール)、そして機能的なところだとターボネティクス製前置きインタークーラー、ニスモ製ローダウンスプリング、カスタムロールケージ、ARC製チタンストラットタワーバー、パフォーマンスコンピューター、インテリアだとOMP製バケットシート+ハーネス、MOMO製ステアリングホイール、マットスゥイーニー製ロールケージ、MFDゼナーク製ディスプレイなど。

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リヤトランク内にはアルパイン、デノン、ソニー等を組み合わせたオーディオシステム、そしてドライっぽいバッテリーも収められています。

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シートは車体に直付け、運転するにはポール・ウォーカーと同等の身長が必要

ちなみにドライバーズシートは「固定」だそうで、これは長身のポール・ウォーカーに配慮してシートレールを外したかったからなのかも。

よってシートの前後上下の調整はできず(もとのシートレールを装着すれば可能となりそうですが)、このまま乗るのであればポール・ウォーカーと同じくらいの身長(188センチ)が要求されることになりそうです。

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参考までに、ワイルド・スピードにてスープラを使用すると決めた際、ほかにトヨタMR2も候補に残っていたといい、しかしポール・ウォーカーの体が「収まらず」スープラに決定した、と言われていますね。

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現時点ではまだオークション出品日は確定しておらず、しかし出品今年の秋以降になるといい、実際に出品されれば「数千万円」の値がつくのは間違いなさそう(ユニバーサルの証明書の有無でかなり価格が変わりそう)。

なお、オークション出品と同時に、GT-Aインダストリーズでは、このGT-Rのフル3Dスキャンを行い、NFTとしてオークションに出品するといい、コレクターズアイテムや保証付きオリジナルデジタルファンアイテムとともに販売される予定だとアナウンスされています。

ポール・ウォーカーとともにワイルド・スピードMAXに登場したGT-Rを紹介する動画はこちら

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参照:GTA Munich

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