日産が国内の販売店を再編する、との報道。
2022年度をめどに数百億円規模の投資を行うとしており、旗艦店の設置や大型商業施設に店舗をもうける等の計画があるようです。
なお販売店は「5種類」に分け、上述の旗艦店や「ブランド発信力を高めた店舗」「空白地帯への小型店舗」の展開も検討しており、全国を200~300の地域へと分類した上で現在2100ある販売店を再編する、としています(たしかに密集している地域はムダに日産ディーラーが多く、まったくない地域には日産ディーラーがない)。
なお日産によると「車を購入するまでのディーラーへ足を運ぶ回数」は平均で2.6回と減少傾向にあり、これはネットなどで情報を収集するユーザーが増えたため、と公表。
なお国内に置ける日産の販売は2016年度で前年比マイナス9.3%の53万台となっており、減少傾向に歯止めがかからないようですね。
日産は一時期コスト削減のために新型車の発売をかなりしぼったせいか苦戦する傾向が見られ、主戦場の米国においても「台数以上に”販売の中身”が悪い」状態に。
そこで日本の「良質と思われる顧客」の取り込みに活路を見出している可能性があり、今更ではありますが「日本回帰」なのかもしれません。
BIA:SANKEIBIZ