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スバル・アセントが米にてリコール。「新車と交換」という異例の対応なるも、米国では2年で2件「新車交換リコール」発生

2018/08/16

| スバル・アセントにリコール。非常に珍しい「新車と交換」 |

北米にて販売開始されたSUBARU(スバル)の新型車、アセントにリコール。
内容としてはちょっと変わったもので、問題を修復することが難しく、修理の代わりに「新車がもらえる」というものとなっています。

今回のリコール原因は「非常に複雑」だとされ、というのもスバルの工場で、アセントの生産に使用する溶接ロボットのプログラムが「正しく行われておらず」、そのためBピラー周辺の溶接強度が十分ではないとされ、事故の際には「最悪、怪我のリスクが上昇する」。

今のところ問題はナシ

通常走行する分には問題はないようで、幸いなことに現在のところこれが原因となった事故等はなく、また事故においてもこれが原因で深刻なダメージを負った例もない、とのこと。

現在アセントは北米にて大きなヒットとなっており、その販売はレガシィを上回るほど。
今回のリコール対象となるのは293台で、しかし実際に顧客に販売されたのは9台のみ(生産は7月13-7月21日)。
残る車両は「出荷前」にこの問題が発覚して販売を停止することにより、問題を未然に防げた、ということになります。

そしてこの9台のオーナーに対してはスバルから連絡を取って「新車と入れ替える」としていますが、新車がもらえるのであれば。それはそれで「ラッキー」なのかもしれません(ただ、カスタムしていたらパーツを入れ替えたりするのが面倒)。

リコール含む自動車の不具合について、「新車と交換」というのは極めて稀。
ただ、アメリカの「コンシューマーレポート」によるとこの「新車に交換」リコールはこの二年で2件発生しているようで、ひとつはジャガーXF、もうひとつはフォルクスワーゲンEOS、ゴルフGTI、パサート、ティグアン、トゥアレグといった一連のクルマ。

スバル・アセントはこんなクルマ

アセントはアメリカのインディアナ工場で生産される、「3列シートSUV」。
ライバルはマツダCX-9あたりということになりそうですが、スバルとしてはほかに3列シート(7人乗り)を持たず、ほかのラインアップを侵食しない、「待望のニューモデル」。
とくに北米ではレクサス、フォルクスワーゲンなど各社こぞって3列シートを持つSUVを投入していて、大きな需要があるようですね。

アセントのボディサイズは全長4998ミリ、全幅1930ミリ、全高1819ミリとかなり大きく、エンジンは2.4リッターターボ(260馬力)、駆動方式はもちろんAWD、トランスミッションは8AT。

現地での価格は邦貨換算で350万円ほどで、日本への導入について多くの要望があり、その可否の判断が待たれる一台でもあります。

VIA:Consumer Report

 

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