| とにかくゴルフ乗りは過激。今回はツインエンジンの「VR12(VR6+VR6)」 |
フォルクスワーゲン・ゴルフはファンが非常に多いクルマで、かつカスタム/改造する人も多いクルマ。
これまでもエンジンスワップや4WD化など、さまざまなカスタムが見られるものの、そもそもフォルクワーゲン自身が「ツインエンジン化」や、ベントレーの12気筒エンジンを押し込んだ「ミドシップ化」を行ったりしていて、「改造しろ」と言わんばかりの状況。
そして今回も魔改造ゴルフがまた一台登場していますが、これは前後にエンジンを搭載した「ツインエンジン」仕様となっています。
VWが30年前の「ツインエンジン変態ゴルフGTI」をレストアしパイクスピークへ挑戦
こんなコンセプトカーもあった。ベントレーの12気筒エンジンをリアに押し込んだ「ゴルフGTI W12-650」
もちろん4WD、出力は1600馬力
なお、エンジンは「VR6」をターボ化したもので、これを2基搭載し「合計1600馬力」を発生。
それぞれのエンジンは個別のトランスミッションを持ち、これらは一つづつでも、シンクロさせることも可能、とのこと。
当然その速さはとんでもないレベルで、最高速度は295.7km/h(記録済み)。
ゼロヨンだと9.06秒を記録しており(あのゼロヨン無敵王者、マクラーレン720Sでも9.77秒)、オーナーによるとそのスピードは「恐ろしい」。
車体は極度に軽量化されている上にエアロパーツがなく、いったんコントロールを失うともう歯止めが効かなさそうですが、「ちょっと運転したくない」と思わせるクルマでもあります。
こちらはフロントエンジン。
ヘッドカバーはもちろん、タービン、ブローオフまでグリーンにペイントされ、美しさにも配慮していることがわかります。
こちらはリアエンジン。
この上に「カバー」がつくものの遮音は考えておらず、とにかく室内は騒音と熱に悩まされることになりそう。
操作はこんな感じ。
シフトレバーやさまざまなレバーが見えますが、それそれを繋ぐリンケージも見えますね。
なお、ラインロックは前後別に用意している、とのこと(前後どちらのタイヤを空転させることもできる)。
シルバーのノブがついているレバーがシフトチェンジ用だと思われますが、その中間にはそれらを繋ぐシャフトと、まとめて操作できるノブがついています。
ちなみにこちらがフォルクスワーゲン「公式」ツインエンジン搭載ゴルフ。
それでは動画を見てみよう
こちらが圧倒的な速さを見せるツインエンジン「VR12」ゴルフの走りを納めた動画、「This VW Golf Makes 1600 HORSEPOWER! (Twin Engine & Twin Turbo!)」。
巨大なパワーに対応するためにタイヤとフェンダーが大型化していますが、グリーンのボディカラーが印象的。
おそらく「ハルク」というニックネームで呼ばれることになりそう。
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