スバルが「WRX TR」を発表するようだ。10/7の公開に向けてティーザー画像公開、マットなガンメタホイールにレッドのブレンボキャリパー

｜　現行スバルWRXはなぜかあまり高い評価を得られていない　｜

しかしボクはWRXが現行ライナップ中、「もっともカッコいいスバル車」だと考えている

さて、スバルが「WRX TR」を予告するティーザー画像を公式Facebook、そしてインスラグラムにて公開。

これは10月7日にフロリダで開催される「スービーフェスト・フロリダ（”スービー”とはスバルの愛好家）」にて発表されるニューモデルであり、会場ではトラビス・パストラーナとバッキー・ラセックがプレゼンテーションを行うことについても言及されています。

スバルWRX TRはどんなクルマに？

スバルはこのWRX TRについて「よりシャープで、よりエンスージアストにフォーカスした」モデルであるとコメントしていますが、これは先日BRZ tS発表の際に添えられた文言と同じ内容であり、となるとその仕様もBRZ tS同様となるのかもしれません。

一枚だけ公開されたティーザー画像ではライトガンメタル仕上げのホイールセットと赤いブレンボ製ブレーキキャリパーが写っていて、つまりはスポーティーなグレードということになるものの、現時点では（アメリカでラインアップされる）WRXの中でどういったポジションが与えられるのかは不明です。

参考までに、現在北米では下から順にWRX、プレミアム、リミテッド、GTというグレード展開がなされており（アメリカではこの”リミテッド”というグレード名をよく見かけるが、とくに限定モデルというわけではない）、もしかすると最上位に位置するグレードとなるのかもしれません。

スバルWRXは今ひとつ人気がない

なお、ぼくは現行のスバルのラインアップの中で「WRXが一番カッコいい」と考えているのですが、世界的に見た際の評価は今ひとつ高くはなく、それはデビュー時にネガティブな反応が示された状況から変わらないまま。

いったいなぜ評価が低いのかはわからないものの、それは「STI」が導入されないとスバルが明言したことで多くの人が「がっかり」したからなのかもしれません。

ちなみにSTIが投入されないのは「ガソリン車を販売できる期間が残り少なくなっており、今から開発して発売したとしても、販売可能な期間中に開発コストを改修することができないから」だとされています（もともとスバルはWRXにSTIを追加する計画を持っていたが、これもまた規制に翻弄され計画が狂った例でもある）。

参考までに、WRXの樹脂製フェンダーについても評判が芳しく無く、しかしぼくとしてはこのフェンダーモールこそが「もっともWRXを力づよく見せている要素」だとも捉えており、これによってタイヤとホイールハウスとの隙間があまりに気ならず、タイヤを大きく、横に張り出しているように見せるのだとも考えています（タイヤとこのフェンダーモールが一体化して見える）。※基本的にぼくはスバルのデザインのファンである。スバル車は買ったことがないけれど

もう一つ参考までに、トヨタ・プリウスも同様のモールを持っており、これもやはり「足回りをどっしり見せ、視覚的安定感を演出する」という効果を目論んだものだと認識していますが、にもかかわらずプリウスのモールについては評価が高く、いったい何がスバルWRXとトヨタ・プリウスとで評価を分けたんだろうな、と首をひねる今日このごろです（WRXの場合、無塗装だったのがマズかったのかも）。

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参照：SUBARU（Facebook）