| さすがにこれを「本当」と考えるのは難しい |
おそらくは販売店と共謀した「ヤラセ」と考えるのが妥当
さて、ブレイク・レイト氏なるインスタグラマーが「964世代のポルシェ911を、最新のスバルWRX(CVT)と交換した」ことで大きな非難を浴びているもよう。
その理由はもちろん、貴重な、もう新車では手に入らない空冷ポルシェ911を、現行モデルでありとくに販売台数の制限がなく、いつでも購入できる新型車と交換したことでポルシェ911(空冷)ファンが「ポルシェに対する冒涜である」と憤慨しているわけですね。
なお、964世代のポルシェ911は以前から大きく価格を上げており、その価値は(程度の良いカレラ2で)新車のスバルWRXの「倍」くらいとなっています。
いったいなぜブレイク・レイト氏は「交換」を?
なぜブレイク・レイト氏がポルシェ911とスバルWRXとを交換したのかは語られておらずナゾのままですが、ブレイク・レイト氏は自身を「ドライビング・エンスージアスト」と称しており、それまでにもロータス・エリーゼを所有しているので、空冷ポルシェの価値、そして素晴らしさについては十分に理解がある人物だと思われます。
ちなみにこの「ポルシェ911とスバルWRXとを交換した」という投稿を行ったのはこのスバルWRXを扱っていると思われるディーラー、ジェミニ・モータス(スバルの正規ディーラーっぽい)ですが、コメントを見ると激怒している人が多い中、「ヤラセ」と指摘する人もけっこう多数。
ぼくとしてもヤラセの可能性が高いと考えていて、その理由としてはジェミニ・モータースが投稿の際に入れたキャプションが「ポルシェ911と新車のスバルWRXとを入れ替えてくれてありがとう」というもので、これは暗にスバルWRXがそれだけ優れていると主張している可能性も。
やはり「ヤラセ」の可能性が大?
そして一方のブレイク・レイト氏については、自身のインスタグラムアカウントについて、フォロワーが3,313人、フォローしているのが5,031人であり、つまりフォローしている人のほうが圧倒的に多く、よって「フォローバックを期待している(フォロワーがほしい)」人だと考えることも可能。
となると同氏がジェミニ・モータースと組んでバズを狙った可能性も否定できず、大騒ぎしたり怒っている人は「まんまと一杯食わされた」のかもしれません。
ちなみにブレイク・レイト氏がこのポルシェ911を手に入れたのは5週間前であり、しかし同氏の投稿にはスバルWRXについての画像やコメントはなく(プロフィールには”2022 SUBARU WRX”との記載はある)、これもヤラセ感を強めている理由の一つ(同氏のインスタグラムには日本車が多く登場しており、日本車ファンであることは間違いなさそうではある)。
事実関係についてははっきりしないものの、なんとなくすっきりしない一件ではありますね(本人たちもこれほど炎上するとは思っていなかったのかも)。
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