| 80スープラはもはや神格化されてしまい手が出ない |
CARWOWが「80スープラ」のレビューを動画にて公開。
80スープラは1993-2003年の間に販売されており、販売終了から15年以上も経過したクルマ。
それでも「今、もっとも熱いネオクラシックカー」だとも言われ、その理由としては”新型スープラが発売され、先代である80スープラが再注目されているから”。
もちろんそれ以前に、ワイルド・スピードて故ポール・ウォーカーがドライブし、その存在自体が伝説になったという「前提」もありますね。
80スープラはアメリカでは「4代目スープラ」となるものの、日本では「二代目」扱い。
アメリカ市場では、日本市場で販売されていた「セリカXX」を「スープラ」という名に変えて販売していたためですが、その理由は「X」が映画における成人指定を指すために印象が良くない、という指摘があったため。
なお「スープラ」とは「最上の」という意味ですが、「セルシオ」も同様の意味があり、トヨタはこういった系統のネーミングが好きなようですね(”クラウン”も”冠”、”カムリ”も”冠”に由来し、意味としてはトップをあらわす)。
異なる仕様の3台のスープラが集合
今回CARWOWでは3台全て異なる仕様を持つ80スープラを用意。
ひとつは「ノーマルでマニュアル・トランスミッションを持つターボ車(ブラック)」、二台目は「ノーマルでエアロトップ、ATを持つターボ車(レッド)」、3台目は「1000馬力にまでチューンされたカスタムスープラ」。
なお、新型A90スープラが「ピュアスポーツ」であるのに対し、80スープラは「GTカー」に近い性格を持っています。
内装は豪華かつ快適で、シートレイアウトも「4人乗り」。
インテリアはこんな感じでドライバーオリエンテッドなデザインを持ちますが、
これは当時のソアラしかり、トヨタが好んでいたデザイン手法でもあります。
懐かしの「カーステレオ」。
日本はけっこう早い段階で「カセットテープ」がなくなりCDデッキに移行しましたが、欧米では2000年台初頭まで「カセットデッキ」が主流でしたね。
そしてこの車両に装着されるマフラーは、これまた当時日本で人気だった砲弾型大口径(これを装着しているという意味ではフルノーマルではない)。
なお、マフラーそのものはメチャクチャ懐かしい「ドラッガー」製です。
ちなみにこういった大口径が流行ったのは日本だけのようで、欧米の人の目には、こういった大口径マフラーが奇異に映るようですね。
そしてリアトランクは「広く浅く」。
エンジンは伝説の「2JZ」。
すでに、新型スープラに対してこの2JZを換装すると宣言したチューナーも登場しており、実際にドリフト仕様の「D1 GRスープラ」は2JZを搭載しています。
なお、新型スープラの開発責任者である多田哲哉氏は、メディアに「新型スープラで、もっともメジャーなモディファイは何になると思うか」と聞かれ、「2JZエンジンへのスワップでしょうね」と答えています。
こちらは脱着式トップを備える「エアロトップ」。
取り外したルーフは、こんな感じでリアトランクに固定する方式ですが、これがかなり「面倒」な様子。
そしてこちらは「1000馬力」スープラ。
2JZエンジンが名機と言われるのは、高いチューニングポテンシャルを持ち、「壊れないから」。
実際にD1 GRスープラでも、新型エンジン(B58)よりも2JZのほうがチューニングノウハウがあるということのほか、「信頼性が高い」ことをそのエンジン選択の理由として述べています。
そのスピード(動画を見るとかなり速い)に対応するため、フロントリップにカナード、サイドウイング、リアウイングやスパッツなど、多様なエアロパーツが追加されていますね。
それでは動画を見てみよう
こちらが”三者三様”な80スープラのレビュー動画、「Toyota Supra 1,000hp review - and all you need to know about the legendary MK4!」。