| まだまだ他のチューナーからカスタムパーツが大量に登場しそう |
HKSが新型スープラのチューニングパーツを開発中、という動画を公開。
HKSは1973年創業の老舗チューニングカンパニーで、ターボやサスペンション、エキゾーストシステム、電子パーツの販売で知られます。
その対象は幅広く、日産、トヨタ、三菱等多くのメーカーを手がけ、競技においてもドラッグレース、サーキット、ドリフトなど様々なジャンルにてチャレンジを行っていますね。
さらにバブル期には、R32 GT-Rのコンプリートカー「ZERO-R」を製造し、ブルネイの富豪に販売したことも話題に。
トヨタ、織戸学選手の協力のもと鋭意開発中
そんなHKSですが、技術力は日本のチューナーの中ではずば抜けていると言ってよく、海外においてもその名を轟かせています。
動画を見ると、「Gazoo Racing」のナンバープレートカバーを装着しているので、おそらくはトヨタから車両の提供を受けていると思われますが、トヨタとの関係性の強さも伺えますね。
開発中のチューニングパーツとしては、まず「マフラー」。
見たところチタン製のようで、「プロトタイプ」とキャプションがあるものの、HKSらしい大口径です。
そしてハイパーマックス車高調整式サスペンション。
開発には織戸学選手も参加しているようですね。
新型スープラは「改造ウエルカム」
なお、新型スープラには「予めカスタムできる余地を残してある」ことが最近のメディア向けプレゼンテーションにて語られていますが、「フロントメンバー追加」「クーリング向上」「エアフロー改善」「オイルクーラー追加」「ミッションクーラー追加」などが容易に可能となっている模様。
これらを最初から行っていないのは「ノーマル状態だとそれらは必要がない」からだとし、ノーマル以上を求めるユーザー、チューナーやレースに出場するプライベーターたちのためにこういった「カスタム可能性を残している」と紹介されています。
現在、スープラのカスタムパーツとしては「GR PARTS」からエアロキット等が発売されていますが、今後も様々なチューナーやショップから機能パーツ、エアロパーツが発売されると思われ、さらにはBMW Z4用のパーツも流用できそうなことを考えると、相当に「弄る楽しみ」が広がりそうなクルマだと言えそう。
やはりそのクルマの人気が出るかどうかは「イジれるかどうか」が重要な要素だとも考えていて、その点トヨタは「よくわかっている」のかも。
だからこそ、D1用の車両開発や、今回のHKSに対しても車両提供を行っているのかもしれませんね。