| とにかく今、再生回数を稼ぐにはスープラしかない |
さて、当初の計画通りカスタム市場が加熱している新型トヨタGRスープラ。
もともとトヨタはGRスープラについては「カスタム余地を残している」「カスタム歓迎」という姿勢を示しており、もっとも多くなりそうなカスタムは?との問いに「(2JZへの)エンジンスワップだろうね」というコメントしているほど。
そういったトヨタの姿勢を受け、多くの購入者が「納車後即、チューニングショップへと直行」していますが、最近ではこういったクルマも珍しい、と思います。
なぜトヨタはスープラのカスタムを推奨するのか
トヨタがGRスープラのカスタムを容認するのにはいくつかの理由があると思われますが、もっとも大きいものとしては「スープラフィーバーを沈静化させたくないからではないか」と考えています。
スープラのカスタムを推奨すれば、現在のようにユーザーやショップがカスタムを行うようになり、そうするとカスタム/チューニングパーツが多数発売されるように。
そしてパーツが揃うとスープラを買ってカスタムしたいという「カスタム前提での購入」という人々も出てくる可能性があり、さらにすでにカスタム済みの人であっても別の車に乗り換えず、自分のスープラにさらにパーツを組み込んだり、パーツを入れ替えて長く乗るケースも出てくるわけですね。
トヨタはおそらく、そうやって「スープラ熱を維持し続ける、もしくは高める」ためにカスタムを薦めているのではないか、と考えています。
それはともかくですが、アメリカでは11月にチューニングカーの祭典「SEMA」が開催されるということもあって各ショップとも急ピッチでカスタムを進めており、というのも「SEMAでインパクトを与えることができれば、知名度が一気に向上するから(実際にリバティーウォークがそうだった)。
そしてユーチューバーも「スープラは恰好の再生回数稼ぎ」ということでこぞって購入し、トップクラスのユーチューバーたちもスープラの改造に勤しんでいる、というのが現在の状況です。
スープラのオーバーフェンダー仕様は完成間近
そこで「もっともスープラをカスタムしている」部類のユーチューバー、TheStradman氏ですが、今回は実際にオーバーフェンダーを取り付け(前回は仮止めにとどまっていた)。
ショップへと赴き、自身でもスープラのボディに穴を開けていますが、
けっこう長いビスを打ち込んでいて、「その奥には何もないのか?」とちょっと心配に。
ほぼすべてのエアロパーツ(パンデム/ロケットバニー製)はビス留めのようですね。
巨大なリアウイングもビス留め。
マレフィセント思い出したわ・・・。
そしてパンデム/ロケットバニーのエアロキットには2種類のテール処理があり、ひとつは「ダックテール(上)」、もうひとつは「ウイング(下)」。
フロントはこう。
サスペンションも交換中のようですね(このエアロでノーマル車高だったら怖い)。
リアはこう。
こちらは取り付けの様子を紹介する動画。
他ユーチューバーもトヨタGRスープラネタを積極公開
そしてShmee150氏も購入したスープラのレビューを積極公開。
なお、取扱説明書には「走行距離2,000km以内では、エンジン回転数4,500回転もしくは時速160kmを超えて走行しないこと」とあるそうですが、今回2000kmを突破し、「いつでもプッシュできる状態」に。
つい先日もShmee150氏にしては珍しい「最高速チャレンジ」動画を公開していて、今後はサーキット等に持ち出すなど、新境地を開くのかもしれません。
そしてランボルギーニ、マクラーレンと乗り継いできたビークルバージン氏はスープラにちょっとアレなステッカーを貼り、街なかを流して反応を見ることに。