![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2020/08/toyota-prius-supercar.jpg)
| 3代目プリウスがベースだったらもっと格好良くなっていたかもしれない |
さて、様々な「もしも」系レンダリングを作成するカーデザイナー、スケッチモンキー氏。
これまでにも「フェラーリF40現代版」「ランボルギーニ・ディアブロの現代版」等を作成し、その過程とともに動画を公開しています。
そして今回紹介する最新作が「トヨタ・プリウスをスーパーカーにデザインしなおしてみた」。
かなり意外なチョイスそして「もしも」の発想ですが、完成したレンダリング(CG)なかなかに格好良く仕上がっているようです。
プリウスのデザインはそんなに悪くない(とボクは思う)
まず、こちらは素材となる現行プリウス。
これをもとに「どこをどうするか」考えてゆくわけですね。
![8](https://live.staticflickr.com/65535/50249941516_414e38f8ba_c.jpg)
ちなみに(ディティールはともかく)プリウスのプロポーションについてぼくは悪くないと考えていて、大きく下がったノーズ(冷却がさほど重要ではないのでグリルを小さく取れる)、後ろ上がりのスタイル、そして先代から車体の後ろの方へとずらされたルーフ上の「力点」。
この力点はルーフ上のもっとも高いポイントと園周辺を指しますが、これをどこに置くかでクルマの印象がかなり変わります。
ちなみに初代はこう(ルーフの前のほうが一番高い)。
![c2](https://live.staticflickr.com/65535/50249941381_d26d5dc27e_c.jpg)
二代目になるとルーフが緩やかに丸くなりますが、力点(デザイン上の重心)はまだ前のほうにあります。
![2008_toyota_prius_sideview](https://live.staticflickr.com/65535/50250138737_70251fc92e_z.jpg)
そして三代目プリウスでは、その力点が後ろに移動し、ぐっとスポーティーに。
加えて、フロントからリアまでのライン的連続性が高く、いわゆる「ワンモーション」フォルムを持っていて、この三代目プリウスの高さを「30%くらい削れば(上から押しつぶせば)」けっこう格好いいスポーツカーになるんじゃないか、と思ったことも。
![2010-prius-side-studio](https://live.staticflickr.com/65535/50250138832_d9ac3e0607_c.jpg)
四代目になるとワンモーションが崩れ、二代目に近いプロポーションへと戻ってしまったのがちょっと残念。
![3a99a471014b9206e6500468e94480a2](https://live.staticflickr.com/65535/50250138802_4015e0eb46_c.jpg)
プリウスをスーパーカーにするとこうなる
そしてここからがスケッチモンキー氏の腕前拝見といったところですが、まずはサイドウインドウとリヤセクションをなんとかしたい模様。
![7](https://live.staticflickr.com/65535/50250138967_d1921f1fbc_c.jpg)
そこでまずサイドウインドウのグラフィックとCピラーを変更。
![6](https://live.staticflickr.com/65535/50250139007_81e7eea65e_c.jpg)
その後にピラーやドアハンドル等を後ろにずらして「2ドア化」。
![5](https://live.staticflickr.com/65535/50249941256_396d6513d2_c.jpg)
ただしこのままではタイヤ/ホイールが小さいため、ホイールハウスを大きくしてレクサスから拝借したタイヤ/ホイールを取り付けます。
![4](https://live.staticflickr.com/65535/50250138657_956b4e6557_c.jpg)
装着完了。
![2](https://live.staticflickr.com/65535/50249297363_e68f9b267c_c.jpg)
その後はリアディフューザーやテールパイプ、ルーフの高さなどを調整してゆきます。
![23](https://live.staticflickr.com/65535/50250138667_e173a032bc_c.jpg)
上がビフォー、下がアフター。
リアクォーターウインドウの形状が「プリウスっぽく」調整され、けっこう格好良いクルマに仕上がっているようです。
「スーパーカー」とは呼び難いかもしれませんが、「コンパクトハッチ(もしくはクーペ)」といった印象で、もし北米で発売されれば、ホンダ・シビック・クーペのいい対抗馬となるかもしれませんね。
![1](https://live.staticflickr.com/65535/50249941326_cbc22061e1_c.jpg)