| これまでにも様々な「80スープラをイメージした」レンダリングが登場したが |
さて、これまでにも様々な作品が登場した「もしも80スープラからそのまま発展したデザインで新型スープラが発売されていたら」というレンダリング。
GRスープラ発売当初には「GRスープラのデザインに納得できない」として多くのデザイナーが80スープラ的なクルマのレンダリングを多数公開していたものの、現在ではGRスープラ人気そのものが落ち着いたことによって、そういったレンダリングも影を潜めてきたように思います。
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これまで登場したレンダリングの中ではもっとも美しくスープラらしい
そして今回登場したのがデザイナー、Georgi Bozhkov氏によるレンダリングで、ベースはレクサスLC、そしてディテールは80スープラ風。※あわせて公開されている80スープラの方もデザインが調整されている
GRスープラのデザインはもともとスープラとは別のクルマとして考えられていた
なお、GRスープラはもともと「スープラ」としてデザインされたわけではなく、別途スーパーカーとして企画されていたFT-1のデザインをサルベージしたもの(FT-1はトヨタ2000GTへのオマージュでもある)。
よってGRスープラが80スープラの流れを汲んでいないのは当然といえば当然であり、そこが多くの(旧来からの)スープラファンにとって受け入れ難かった部分なのかもしれません。
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そのスタイルは「いかにもスープラ」
そしてこのレンダリングについて、そのスタイリング、ディティールともに「いかにもスープラ」。
ベースはLC500といえども、その面影が残るのはサイドくらいのもので、そのほかはほぼ全面的に刷新されています。
ヘッドライトはGRスープラ風、そしてヘッドライト内部は「3眼」。
そしてホイールもGRスープラ風であり、部分的に現行スープラ風なところが面白いですね。
なお、ドアミラーは「ドアスキン」マウントとなっているのが80スープラ風だったり、なかなかによく考えられたレンダリングと言えるかもしれません。
リアもやはり「80スープラ」風
そしてリアは80スープラ風の「コーダトロンカ」デザイン。
テールランプは「片側4連」ではなく「片側3連」という構成を持つようですね。
こちらはルーフ取り外し式の「エアロトップ」。
リアディフューザーはかなり深く大きな形状を採用し、ウイングのステーは「1本」というなかなかユニークな構造を採用しています。
GRスープラはBMWとの共同開発が何かと非難の的に
なお、GRスープラはBMW Z4との共同開発であることが知られていますが、これはトヨタが(自社では持っていない)直6エンジンを持ち、スポーツカーを作ることができたのがBMWだったため。
もちろん、そのほかにも「トヨタ単体ではとうてい開発コストを吸収できない」という事情があったことも間違いないと思われます。
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トヨタは「技術的には」GRスープラを超えるスポーツカーを開発できた?
その後トヨタは「GRヤリス」を発表していますが、これはトヨタの単独開発によるスポーツカー。
そしてこの出来があまりによく、よって巷では「トヨタはGRヤリスのような素晴らしいスポーツカーを作ることができるのであれば、BMWと共同開発する必要はなかったのでは」と言われるほど。
ちょっと面白いのが「現在マツダが直6エンジンとFRプラットフォームを開発中」ということで、もし今からトヨタがスープラを開発することになったとしたら、このエンジンとプラットフォームをベースとしていたかもしれず、「タイミングとは、色々と難しいものだ」と考えたりします。
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参照: Georgi Bozhkov