| 値上がり率で考慮すると、レクサスLFA、レクサスLFAニュルブルクリンクパッケージとで大きな差はないようだ |
まさかレクサスLFAがここまで市場価値を上げるとは
さて、2012年モデルのレクサスLFAニュルブルクリンク・エディションがオークションハウス、RMサザビーズの開催する競売へと登場予定。
レクサスLFAは合計で500台が生産されていますが、そのうち64台のみがサーキット走行に特化した「ニュルブルクリンクパッケージ」として誕生しています。
そしてちょっと驚くのは、このレクサスLFAニュルブルクリンクパッケージの予想最高落札価格が110万ドルと提示されていること。
つまり日本円に換算すると1億2000万円以上ということになりますが、ここ最近でレクサスLFAニュルブルクリンクパッケージは恐ろしく値を上げたということになりますね。
走行距離は1500km以下
このレクサスLFAニュルブルクリンクパッケージは2012年に製造されており、シリアルナンバーは303。
ニュルブルクリンクパッケージなのでカーボン製リアウイング、カーボン製スプリッター、カーボン製サイドスカート、BBS製マグネシウムホイール、ブリヂストン製タイヤが装着済み。
レクサスLFAのボディパネルもカーボン製ではあるものの、「耐久性という観点で」ヴィジブルカーボンの設定を見送ったと言われます。
なお、レクサスLFAニュルブルクリンクパッケージは標準モデル比で車高が10ミリダウン。
搭載されるエンジンは専用設計の4.8リッターV10。
出力は標準モデルのLFAよりも10馬力高い570馬力を誇ります。
レクサスLFAニュルブルクリンクパッケージはその名にふさわしく、かつてはニュルブルクリンクを最も速く集会する市販車としても知られ、そのタイムは7分14秒64。
今だと23位に沈んでいるものの、順位が下がったからといって少しでもレクサスLFAの魅力を削ぐものではないと考えています。
-
【随時更新】ニュルブルクリンクのラップタイム最新版。ランキング100位まで、そして「SUV」「FF」「EV」「コンパクト」などカテゴリ別最速車を見てみよう
Mercedes-AMG この2年ほどでニュルブルクリンクのラップタイムは大きく短縮 ニュルブルクリンクにおける市販車のラップタイム「最新版」。 このランキングも当初「ベスト50」から始めるも、なんど ...
続きを見る
レクサスLFAニュルブルクリンクパッケージのインテリアはこうなっている
こちらはレクサスLFAニュルブルクリンクパッケージのインテリア。
標準モデルのレザーからアルカンターラへと置き換えられ、スパルタンな雰囲気が漂いますね。
なお、付属品としてはLFAブランドのラゲージセット、クリスタル製LFAディスプレイピース、ペン、懐中電灯、タイヤインフレーションキット、トリクルチャージャー、レクサス・レーシングのドライバーであるスコット・プルーエット選手のスパルコ製レーシンググローブが紹介されています。
ステアリングホイールもカーボン製。
金属調のパネルについては、標準モデルよりもやや暗い色調を持つように見えます。
レクサスLFAの価値は大幅上昇中
なお、上述の通りレクサスLFAの価値はここ最近で大きく上昇している模様。
一時はやや下がった(それでも新車価格を割ることはない)ものの、再上昇に転じているといったほうが正確かもしれません。
そこで最近の落札価格を拾ってみるとこんな感じです。
ここ最近のレクサスLFA落札価格
- 720000ドル/7970万円(2021年)
- 428125ドル/4740万円(2019年)
- 434000ドル/4800万円(2018年)
- 308750ポンド/4725万円(2017年)
- 319000ドル/3529万円(2013年)
レクサスLFAニュルブルクリンクパッケージの落札価格はこちら。
参考までに、日本でのレクサスLFAの新車価格は3750万円、レクサスLFAニュルブルクリンクパッケージの新車価格は4500万円に設定されていましたが、ともに最新の落札価格/落札予想価格では「新車価格の倍以上」となっていることがわかります。
ここ最近のレクサスLFAニュルブルクリンクパッケージ落札価格
- 1100000ドル/1億2170万円(2021年/予想)
- 912500ドル/1億100万円(2019年)
- 885000ドル/9790万円(2019年)
合わせて読みたい、レクサスLFA関連投稿
-
【動画】世界で最も走行距離が少ないレクサスLFAが競売に登場!現在は「相場」を大きく超える6500万円、まだまだ価格は上がりそうだ
| いったんは少し下がったレクサスLFAの中古相場だが、ここへきて再び上昇に転じたようだ | この「イエロー外装+クリーム内装」はいかにもアメリカっぽい さて、レクサスLFAというと「今後最も値上がり ...
続きを見る
-
ワンオーナー、走行800キロのレクサスLFAが競売に登場。ボディカラーは11台しか生産されなかったスティールグレイ、内装はオーダーメイドの価値ある一台
| レクサスLFAはその相場が下がらない | ボディカラーは11台しか生産されなかったスティールグレイ さて、不動の人気を誇るレクサスLFAがRMサザビーズ開催のオークションに登場予定。レクサスLFA ...
続きを見る
-
【動画】レクサスLFAの「ワイドボディ」を計画するチューナーが現れた!LFAはもともとの完成度が高く、下手にいじると明らかに性能や芸術性が劣化しそうだ
| それを理解しているからこそ、おそらくほとんどのチューナーがLFAのカスタムには手を出さないのだと思われる | 加えて、生産わずか500台の希少車の価値をわざわざ損なうようなカスタムは考えられない ...
続きを見る