トヨタがタコマの「グランピング仕様」「オーバーランダー仕様」コンセプトを発表！カラーリングが80年代のランクルっぽい

｜　とにかくアメリカでは日本以上に「キャンプ、キャンプ、キャンプ」　｜

それにしても近年の世界的キャンプブームには目を瞠るものがある

さて、トヨタがSEMAショー向けのコンセプトカーとして2つのタコマコを発表。

まずは1970年代から80年代にかけてのトヨタのキャンピングカーにへのオマージュとなるTacozilla（タコジラ）コンセプトで、これはタコマのTRDスポーツをベースに、トヨタ・モータースポーツ・ガレージ・チームがオーバーランディング・キャンピングカーへとコンバートしたものだと紹介されています（ボディ上のグラフィックがなんとも80年代のトヨタっぽく、そして当時のランドクルーザーっぽくもある）。

思ったよりも製作に時間がかかってしまったようだ

このコンセプトのフロントこそノーマルのタコマと多くを共有しているものの、そこから後ろに装着された特注のリアキャンパーボディが最大の特徴。

このリアキャンパーはアルミ製で、トレイルでの移動を容易にするために角張った表面を持っており、ただしこの作成にはさすがのTRDでも思ったよりも時間がかかってしまったそうで、後部ドアのデザインだけで100時間以上を費やしてしまった、と報じられています。

ちなみに車内はこんな感じで、ポップアップ式の天窓とチーク材のフローリングを備える広々とした作りを持っており、シャワー付きのフルバスルームや、コンロ、冷蔵庫、さらにはシンクを備えたキッチンも完備。

他にも、3Dプリントで作られたダイニングテーブルや、運転席の上に置かれたベッド、座ってくつろげるソファなどが設置されています。

運転席はこんな感じ。

さらにトヨタでは、オフロード性能を高めるために、2インチ（51mm）のリフトキット、ウインチ、General Grabber X3タイヤを装着した17インチホイールを装備。

加えてレイズドエアインテーク、カスタムTRDエキゾースト、3.5リッターV6エンジンと6速マニュアルトランスミッションを搭載しているそうですが、キャンピングカーでありながらここまでのオフロード走行性能を持つクルマは珍しいかもしれませんね。

ちなみにエキゾーストシステムは「サイド出し」。

タコマ・オーバーランディング・コンセプトは「リーズナブルに楽しめる」クルマ

そしてもう一台が「グランピングに興味がなく、週末を楽しむ人たちが現実的に手に入れられる」というコンセプトを持つタコマ・オーバーランディング・コンセプト。

ベースモデルそのものにもタコマのベースモデル「SR5」を使用しており、そこへOld Man Emu BP-51サスペンションシステムを装着して3インチ（76mm）のリフトアップを実現しています。

さらには頑強極まりないフロントバンパー、スキッドプレート、ロックスライダーなどを装備したほか、エクスペディション・ワン製のリアバンパー、ウィンチ、レイズドエアインテーク、グッドイヤー・ラングラー・デュラトレックタイヤを装着した17インチサイズのアルファ・ホイールなどが装備されているようですね。

車内後部には、デュアルゾーン冷凍冷蔵庫を収納するデュアルドロワー（引き出し）システムが取り付けられ、ARBツインエアコンプレッサー、ヤキマ製ルーフトップテント、シャベルとジャッキを搭載したラックなどが与えられ、こちらもかなりハードな環境でのキャンプを楽しむことができそうな一台です（ただ、コストパフォーマンスを重視しているところがこのモデルの大きな特徴でもある）

トヨタ・タコマ「タコジラ」を紹介する動画はこちら

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参照：TFLnow