| さすがにトップ10に選ばれるだけあってどのカウンタックも素晴らしい |
ここまでのカウンタックが一堂に会することはそうそうない
さて、ランボルギーニデイ2021「カウンタックコンテスト」編。
今年はカウンタックが発表されたのち50周年ということで、ランボルギーニ・ジャパンはまずオンライン上にてカウンタックコンテストを開催した後に「ベスト10」を選出し、そこで選ばれた10台をLamborghini Day Japan 2021の会場にて展示し、そこでさらに決選投票を行うというイベントを開催しています。
そこで今回集まった「ベスト10」カウンタック達を見てみましょう。
カウンタックLP400(1976年)
まずはオレンジのカウンタックLP400。
LP400は152台のみしか生産されていない稀少なシリーズで、市販バージョンとしては「最初のモデル」。
最初のモデルということでカウンタックのコンセプトモデル「LP500」に近いデザインを持っており、オーバーフェンダーやウイングがない「すっきり」したデザインが特徴です。
そしてこの個体は「新車時からずっと日本で保管されている」のだそう。
カウンタックLP400(1977)
LP400としては最後の方の生産になるそうですが、ボディカラーは珍しいシルバー、そしてダッシュボードにはランボルギーニのテストドライバー、バレンチノ・バルボーに氏のサイン入り。
ルーフには特徴的な「ペリスコープ(潜望鏡)」が備わります。
カウンタックLP400S(1978年)
購入から15年が経過するも頻繁にドライブを行っており、コンディションは上々なのだそう。
オーバーフェンダーが大迫力ですね。
カウンタックLP500S(1984年)
ボディカラーはホワイト、インテリアはレッドという美しい個体。
リアウイング「レス」です。
ちなみにウインドウは「わずか」しか開かないらしい・・・
カウンタック5000クワトロバルボーレ(1986年)
ボディカラーはレッド、ホイールはレッド。
エキゾーストマニホールド、マフラーにはステンレス製を装着している、とのこと。
カウンタック5000クワトロバルボーレ(1988年)
ボディカラーはホワイト、ホイールはホワイト。
リアウイングはブラック、そしてカウンタックのグラフィック。
カウンタック5000クワトロバルボーレ(1988年)
今回のファイナリストの間では唯一のブラック、そしてインテリアもブラックという渋い仕様です。
やっぱりブラックはすごみがありますね。
カウンタック5000クワトロバルボーレ(1988年)
すでに所有歴は20年を数えるそうですが、ドライブするのはたんと「元旦のみ」。
カウンタック25thアニバーサリー(1989年)
完全オリジナルを維持しており、なんとクラッチは無交換(そうとうに運転が上手なのだと思う)。
そして驚くべきことに「普段乗り」しているといい、まさにカウンタックオーナーの鏡のような方ですね。
実はもう一台、ホワイトの外装にレッド内装のトップ10カウンタックが展示されていたのですが、メモリーカードへの書き込みエラーにて記録できておらず、個々で紹介できないのが残念です(フロントタイヤ径を小さくしてフロントを下げるなどこだわりの仕様を持っている)。
他の画像はFacebookのアルバム「ランボルギーニ・カウンタック」に保存中。
「カウンタックコンテスト」ファイナリストを集めた動画はこちら
それぞれを撮影したものに加え、西川淳氏が各個体を解説する内容も収録しています。
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