え？これもトヨタとスバルのコラボ？インプレッサWRXに「ツインターボ化にて1,000馬力を発生するセンチュリーのV12」をスワップしたツワモノが現る

｜　しかもフロントメンバーを切らずにV12エンジンを収めたようだ　｜

ちなみにトランスミッションはBMWから

さて、トヨタとスバルは「GR86とBRZ」「bZ4Xとソルテラ」といった共同開発モデルを夜に送り出していますが、プライベートでも「トヨタとスバルとのコラボレーション」を実現させた男がいると話題に。

その男とはジョン・プロウル氏なる人物で、なんとスバル・インプレッサWRXにトヨタ・センチュリーのV12エンジンを搭載するという荒業に成功しています。

なお、ボディカラーはチューンドカーの定番、アウディのRSモデル専用色の「ナルドグレー」のようですね。

トヨタのエンジンはチューニング耐性が高い

しかもジョン・プロウル氏はこの「5リッター295馬力」というセンチュリーのV12エンジン（1GZ-FE）をツインターボ（G30-770を2基）化し、さらにはコンロッドとピストンを交換。

加えてボッシュ製のインジェクターとMaxx ECUを装着して1,000馬力を達成しています。

ちなみにトヨタのV12エンジンを搭載したチューンドカーは少なくはなく、最近だとハイエースにセンチュリーのV12を（やはりターボをドッキングさせて）搭載した例も。

もちろん、未だに「世界でもっとも高い速度違反記録」を持つV12スープラもセンチュリーのエンジンを積んでいます、

そしてなんとマツダ・ロードスターにセンチュリーのV12を突っ込んでしまった人も（とんでもなくフロントヘビーになりそうだ・・・）。

なお、トランスミッションはBMW 3シリーズより拝借した7速デュアルクラッチ、とのこと（うまく合体できるものだと驚かされる）。

シフトプログラム、クラッチ制御のプログラムも打ちなおさないといけないと思いますが、そのへんもクリアしているのだと考えてよく、このジョン・プロウル氏は相当なスキルを持つ人物ということになりそうです。

インテークももちろんフルオリジナル。

最小限の改造にてV12エンジンをインプレッサWRXに収める

そしてこちらがインプレッサWRXにV12エンジンを突っ込んだ状態。

驚くべきことにフロントメンバーをカットせずに収まっているように見え、「よく入ったな・・・」と感心させられます。

もともとインプレッサWRXに積まれるエンジンは水平対向4気筒であり、そこにV12エンジンをスワップすると前後重量配分そして重心が（オリジナルと）かなり変わることになりそうですが、それは重量物をリアに移動させる等の対応にて「なんとかする」のかもしれません。

現在、V12エンジンは絶滅の危機に瀕しているものの、エンジンスワップを（法的に）比較的簡単に行える国では、（電動化の反動で）こういった大排気量マルチシリンダーを使用知ら改造が人気を博することになる可能性もありそうですね。

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参照：1lowrx（Instargram）