【動画】レクサスLXに防弾防爆のフルアーマー仕様が登場！オプションで「10ピストンブレーキ」や「緊急脱出システム」も

｜　VIPは移動すらも命がけ　｜

命の値段だと思えばいかなるオプションも高くはない

さて、防弾防爆仕様へのコンバートを手掛けるカナダのインカス（INKAS）より、最新作としてレクサスLXの防弾防爆仕様車が発表に。

これはBR6（CN ）レベルの保護性能を保証するもので、手榴弾（DM51）ニ個の同時爆発に耐え、7.62ミリ アサルトライフルでの攻撃にも屈しないという高レベルの安全性を誇ります。

なお、近年犯罪において「重火器」が使用されることが多くなっているといい、VIPにとってはこういったアーマー仕様が「必需品」となっているわけですが、メルセデス・ベンツ、アウディ、BMWなどプレミアムカーメーカーも独自にて保護性能を高めたグレードを発売していますね。

レクサスLXの装甲仕様はこんな装備を持っている

そこでこのレクサスLX「装甲仕様」につき、パっと見では「普通のレクサスLX」。

これはもちろん「見るからにVIPが乗っている」と悟られないようにするためで、「いかにも」でないのは「まずは攻撃対象とならないように」という配慮からなのだと思われます。

ただしこの車両はバリスティックガラス、ドアフレームオーバーラップシステム、鉄板やケブラー繊維にて保護された室内など万全の装備を持ち、増加した重量を支えるためにサスペンションの強化、さらには地雷に対応するために車体下部の補強、燃料タンクやエンジンルームの装甲も追加。

もちろん、逃げることが最大の生存機会という観点からランフラットタイヤを標準装着しています。

エンジンはベースとなった（ノーマルの）レクサスLXと変わりはなく3.5リッターV6ツインターボ（415PS/649Nm）、トランスミッションは10速オートマチック、駆動輪は当然ながら4輪。

運動性能は公表されておらず、しかし重量の増加によって大きくパフォーマンスが落ちているものと思われます。

このレクサスLXには、オプションとしてストロボライト、暗視カメラ、消火システム（エンジンルーム）、サイレンやパブリック・アドレス・システム（車外と通話しながら車内の安全を確保できる）、ヘビーデューティーホイール、ドアアシストシステム、10ピストンヘビーデューティブレーキシステムといったものも。

ちょっと面白い装備は「緊急脱出ソリューション」で、後部からの銃撃や砲撃に備えて分厚い隔壁を有しつつ、（襲撃者が正面にいる場合は）自身の姿を晒すことなく脱出できるように配慮されています。

なお、レクサスらしく隔壁は「レザー張り（乗車するVIPに圧迫感を与えないためかもしれない）」。

ちなみにインテリアも（エクステリア同様）標準モデルと大きく変わるところはないようですね。

最近ではスポーツカーにも「防弾仕様」

なお、誘拐が増加するということを背景とし、最近はこういったSUVやサルーンのみではなくスポーツカーやスーパーカーの「防弾装備化」も。

そこまでしてスポーツカーに乗らなくてもと思うかも知しれませんが、やはりVIPは色々とストレスが溜まったり窮屈な生活を強いられることも多いのだと思われ、多少の息抜きがないと精神のほうがやられてしまうのかもしれません。

いまのところメーカー純正にてこういった防弾仕様を提供するケースは見られないようですが、ポルシェ、フェラーリ、アストンマーティンなどを防弾仕様へと改造するショップもいくつか見られます。

レクサスLX「防弾仕様車」を紹介する動画はこちら

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参照：Inkas Armored