トヨタ・セリカが復活したらこうなる？プリウスとGR86をかけた「プリウス・セリカ」誕生。ほかに「プリウス・ツーリング」「プリウス・クロス」も

｜　今後、トヨタ車の「顔」はこのハンマーヘッドに統一されることになりそうだ　｜

ミニバンでハンマーヘッドを再現したらどうなるのかはちょっと気になる

さて、発表以来様々な反響を巻き起こしている新型トヨタ・プリウス。

ぼくとしては非常にカッコいいんじゃないかと考えていて、近年発表されたトヨタ車の中ではもっとも優れたデザインを持つのではないかとも考えています。

そしてトヨタが他に発表しているコンセプトカー、そして新型クラウン等を見ても、この「ハンマーヘッドデザイン」は今後トヨタのスタンダードとなる可能性が高く、これまで「より多くの嗜好に応える」とし、意図的にラインアップ間でデザインを統一してこなかったトヨタがその方針を変更するということを意味するのかもしれません。

加えて、これまで分けていた販社を統合したこともあり、「兄弟車」が存在する意味も薄くなっていて、今後トヨタは大幅に車種を削減し、統一したデザインをもって「最小限のラインアップ」へと縮小する可能性も考えられます（ノア/ヴォクシーも統合されることになるのかも）。

新型トヨタ・セリカのウワサは何度も出ているが

そして今回紹介するのが、CGアーティストによる「新型セリカ」のレンダリング。

これは新型プリウスとGR86とをミックスしたものですが、実際のところほとんど違和感がなく（もうちょっとルーフは低くしてほしかった）、ついつい発売を期待したくなってしまいます。

リヤ周りは非常にシンプル、そしてクリーンな印象を持っていますね。

なお、セリカは各世代にて多くのファンを持っており、こういった「新型セリカ」をイメージしたレンダリングがこれまでにも多数登場しています。

新型トヨタ・セリカ登場の「目」はあるのか

そこで気になるのが、実際に新型セリカが登場するのかどうか。

2017年頃だと、トヨタは非常にスポーツカーに対して乗り気であり、「スープラ、86、MR2」にてスポーツカー3本柱を構築するという意見も聞かれ、さらにはスバルとの共同にてスーパーAWDスポーツを開発し、これをセリカとして発売するのではというウワサも。

ただしトヨタのスポーツカー開発を牽引してきた元トヨタ自動車スポーツ車両統括部長、そしてGazoo Racing Company GR開発統括部のチーフエンジニアだった多田哲哉氏は辞職してしまい（その理由はわからない）、現在トヨタは「EVに注力してこなかったツケ」を支払わなくてはならない状況となっていて、セリカやMR2を復活させている場合ではないものと思われます（これをやると、さすがに社内や株主から大きな反感を買いそうだ）。

それでもトヨタはスポーツカー計画についてすべてを閉じてしまうつもりはなく、レクサス・エレクトリファイドスポーツ、GR GT3の発売に向けて動いているものと見られますが、これらはそれぞれ「収益性が高い」「モータースポーツに参戦することで販売促進に貢献する」という免罪符によって許されているのだと考えられ、こういった大義名分がない（と思われる）セリカ、そしてMR2は復活の余地がないとぼくは考えているわけですね。

その他にはこんな「プリウス派生」レンダリングも

なお、今回の「トヨタ・プリウス・セリカ」なるレンダリング作品を作成したTheottle氏はほかにもプリウスの派生レンダリングを作成しており、こちらはワゴンボディの「プリウス・ツーリング」。

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こちらはSUV版の「プリウス・クロス」。

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新型セリカのレンダリングを作成する動画はこちら

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参照：Theottle