| トヨタはじめホンダやスバルなど日本の自動車メーカーはアニメを積極活用する事例が多いようだ |
特にトヨタはサブカルを強く意識したプロモーションを展開している
さて、トヨタが北米市場にてGazoo Racing(GR)のプロモーションを行うに際しアニメシリーズ「グリップ(Grip)」を公開すると予告。
なお、トヨタはアニメーションを活用することが多く、欧州だと「アイゴ」「86」のプロモーション用としてオリジナル動画を、そして北米でも少し前に頭文字Dをフィーチャーしたシリーズをリリースしたばかり。
そしてこの「グリップ」は全5話構成にて5月26日からオンラインにて配信がはじまる、とアナウンスされています。
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トヨタ「グリップ」はこんな内容となっている
この「グリップ」についてはすでにおおよその内容が公開されており、トヨタのティーザーサイトによれば、近未来におて「”魂のない自動運転車”と戦うドライバーのストーリーだといい、つまりトヨタはこのアニメを通じて「自分でクルマを運転することの楽しさ」を伝えようとしているのかもしれません。
こういったご時世なので登場人物はダイバーシティを考慮した配役となっており、主人公のジェ・カンは名前からすると韓国籍を持つ人物であるもよう。
登場するクルマとしてはGR86に・・・。
GRカローラ、そして・・・。
GRスープラ。
なお、GRヤリスが含まれないのは「アメリカではGRヤリスが販売されていないから」だと思われます。
ちなみに主人公であるジェ・カンがドライブするのはGRカローラ、ピンクの髪のリン・“ニトロ”・ラムが運転するのはGRスープラ、GR86に乗るのはクマル・ジョー。
今後は「自動運転」をテーマにした架空のストーリーが数多く見られるかもしれない
さらに内容に踏み込んでみると、このグリップの舞台となる未来では、架空の大手テクノロジー企業が「人が運転するクルマ」を根絶しようという動きを見せており、それに対抗するのが主人公グループとなるようですね。
参考までにですが、フェラーリもよく似たテーマの(アメコミ風)コミックシリーズをいくつか公式コンテンツとして公開したことがあり、その際にひとつのテーマとして取り上げられたのが「自動運転」。
舞台となる未来では、自動運転機能を搭載するクルマによる(ドライバーが介在しない)レースが一般化しており、しかしそこへ(フェラーリを模した)独立系チームが「人の運転する」クルマを持ち込んで戦うというもので、その際には「コンピューターはクルマを”走らせる”ことはできるだろうが、”運転”することはできないだろう」というセリフが用いられています。
もしかすると今後、高いレベルの自動運転が普及するに際し、今回のトヨタ、そしてフェラーリのように、「人間が、自動運転車に挑戦する」という題材を扱うケースが増えてくるのかもしれませんね。
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参照:TOYOTA