どうしたトヨタ。欧州で3台の新型EVを発表、さらに追加で「もう3台」のEV発売を予告し、”ランドクルーザーSe”の発売までも示唆

｜　ここからトヨタは一気に「EV市場」での逆転を図る　｜

さすがに「満を持して」発売するEV」だけあって”いずれも高い商品力と市場性”を持っていそう

さて、トヨタは欧州にて「3台のBEV」を発表し電動化の波へと本格的に乗り出していますが、さらに欧州市場向けとして新たに3台のEVを投入するとコメントし、そのうちの1台が電動ピックアップトラック、残る2台がSUVであることが明らかに。

これはトヨタが開催した「Kenshikiフォーラム」にて公開された情報で、ここでは新型C-HR+や改良版bZ4X / レクサスRZ、アーバンクルーザー、FT-Meコンセプトが公開され、さらにはランドクルーザーSeを再び展示し、「市販化が近い」ことを匂わせています。

トヨタは急速に「EV市場との関連性」を強める

なお、このランドクルーザーSeは、2023年10月にコンセプトとして発表がなされており、ランクル250を連想させるボクシーなデザインを持つ3列シートの電動SUVで、おそらくは2025年～2026年あたりに登場すると見られていますが、トヨタのEVブランド「bZ」ではなくランドクルーザーの名を関し、メルセデス・ベンツGクラスのEV版（G580 with EQテクノロジー）と真っ向から競合するクルマとなりそうです。

なお、トヨタは「ランドクルーザー」をひとつのブランドに育て上げたいという意向を持っていると見え、このほかには「ランドクルーザーFJ」なるモデルの発売が控えているものと思われます。

そして話を「3台の新しいEV」に戻すと、このうち”ピックアップトラック”は2023年に発表されたEPUコンセプトに（シルエットが）似ており、この市販モデルだと考えられますが、このEPUコンセプトは全長5,080ミリ、全幅1,910ミリ、全高1,710ミリという大きなボディを持ち、5人乗りモノコック（ラダーフレームではない）＋デュアルキャブ構造を持つトラックで、欧州向けに「ややライトでオシャレなピックアップトラック」として販売されるのでは、と見られています。

ちなみにですが、トヨタは今後「bZ（ビヨンド・ゼロ）」という呼称を廃止する意向を示しており、今回示唆された3台の新型EVは「bZ」ではなく別の名をもって登場する可能性が高そうですね。

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参照：TOYOTA