
Image:NISSAN
| 現在、日産は需要を満たすだけの生産を行えるようになったと考えていいだろう |
あるいは、日産は北米への納車を先回しにしていたのかもしれない
さて、日産が「新型フェアレディZの受注を再開した」として大々的にキャンペーンを開始。
現行フェアレディZは2022年1月に発表されるもすぐに受注が締め切られてしまい、その後には「NISMO」の抽選販売が行われたりしつつも「基本的にはオーダーブックが閉じたまま」。
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いったいなぜ日産はフェアレディZを生産しなかった(できなかった)のか
現在の日産において「注文をさばききれないほど」受注が集まるクルマはフェアレディZをおいてほかになく、そして日産は少し前からその窮状が報じられていたために「なぜフェアレディZを大量に生産しなかったのか」は全くのナゾ。※あるいは製造したくてもなんらかの問題によってできなかったか、もしくは生産した車両の多くを北米へと送っていたか
もちろん、いかに受注があったといってもノートやセレナの足元にも及ばないほどの数であり、それら受注分を全部売り切ったとしても日産の業績にさほど影響はしなかったのかもしれませんが、それでも「やらないよりはやったほうがマシ」。
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そしてさらにナゾなのは、ここへきてなぜ急にフェアレディZの生産が追いついてきたのかということで、このあたりは公式見解が出されていないので、日産がコメントしない限りは「永遠にわからない」のかもしれませんね。
いずれにせよ、現在は「ワンガンブルー」「ミッドナイトパープル」含め全色全バリエーション(NISMO除く)の受注が再開され、日産のフェアレディZ製品ページを見る限り、日本全国に「試乗車と展示車含め151台」が登録されていて、これだけの数が(顧客への納車をよそに)ディーラーに配備されているということは「けっこう潤沢に製造できるようになった」と考えて良さそうですね。
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