プジョーがモーターバイク・エキスポで発表したRCZ Rのスペシャルエディション。
なんとBimotaとのコラボによるもので、名前だけではなく中身もスペシャル。
外装はビモータ同様のレッドを基調にしたイタリアントリコローレを採用。随所にBimotaのロゴが入ります。
サスペンションが10ミリ低められています。
出力はECUの変更と新しいエキゾースト・システムによって30馬力向上して300馬力に(最近ではこのクラスで300馬力だとさほど高い出力でなくなってしまったのが恐ろしい)。
ブレーキも強化されるなど随所に手が入りますが、一番変化の大きなのは内装。
2シーター化され、サポートの異常に大きなバケットシートの装備とリアシートの代わりには2つのヘルメットボックス。
内装はアルカンターラを基調とし、そしてやはり随所にビモータっぽいカラーリングも用いられています。
TomTomのインフォテイメントシステムに2つのGoPro(前後バンパーに内蔵)を装備。
フランスとイタリアという変わったコラボですが、相当に気合の入ったモデルでビモータ好きにはたまらない一台ですね。
最近では自動車においても「イタリア」を強く意識した仕様、カラーリングが見られますが、今思うとバイクのほうがずっと昔からイタリアン・トリコローレをそのカラーに用いるなど「イタリア」を意識していたのかもしれません。
なお、同じイタリアのドゥカティは現在VWアウディグループに属しますが、こちらも市販車ベースでなんらかの車×バイクのコラボがあれば面白いなあ、と思います。