| ライダー同士の絆は強い |
さて、アメリカにて悪質な当て逃げ事件が発生し、Youtube上で広く拡散されることに。
これはバイク仲間4人が楽しく高速道路ををツーリングしている際に一転して発生した惨事ですが、フォードF-150がそのうちの一台のバイクにヒットし、そのまま知らんぷりして逃げたというもの。
幸にしてライダーの命に別状はなかったものの、その一部始終を見てみたいと思います。
事件はこうやって発生した
まず動画は高速道路をクルージングするバイク数台。
そこへ後ろからやってきたのがグレーのフォードF-150(トラック)。
そして強引に車線変更を行いバイクにヒット。
意図的にバイクに当てたとは思いたくはりませんが、そう捉えられても仕方のない動きです。
ライダーはなんとか姿勢を維持しようと試みるもバランスを維持できず・・・
そのまま転倒。
走行している速度は時速14おkm/h程度だそうで、バイクがコンクリートウォールに激突した際の衝撃からも速度の高さがわかります。
その後フォードF-150はそのまま逃走し、ほかのバイク仲間がフォードF-150を追いかけます。
動画を撮影しているライダーは減速して転倒した仲間の救護に向かいますが、もし2名だけでツーリングしていて一人が転倒させられたら、その相手を追うか救護に向かうかは迷うところかもしれません(これが人里離れたところで崖から転落、というような状況だと迷わず救助)。
今回の状況であれば、幸い(転倒した)ライダーは路肩へとうまく転がることができ、そして他にも多くのクルマが走っているので誰かが救助活動を行ってくれる可能性があり、そして相手を把握しておかないと後々補償の問題も発生します。
ただ、今回は幸いにも他の仲間が相手を追いかけてくれたためにこのライダーは迷わず救助に向かうことができるわけですね。
幸いにも転倒したライダーは無事、フォードF-150も警察に捕まる
そしてバイクを安全後頃に停め、走って救助に向かいますが、ところどころに飛散するパーツが衝撃の大きさを物語ります。
あちこちに散らばるパーツ、ようやく見えてきた仲間。
幸いにも転倒したライダーは自力で立つことができ、意識もしっかりしているようですね。
そしてありがたいことに他の親切な人々が救護にあたってくれています。
アメリカは平気で人を傷つける人が多い反面、損得抜きで誰かを助けようとする人も多いように思われ、これほど善と悪とが混在する国も珍しいのかも。
グローブがすっかり破れてしまい手には出血が見られるものの、体の機能に廃城が見られないようで、まさに不幸中の幸い。
飛んで行ったバイクもパーツの破損こそあれど、車体そのものはまた走ることができる状態にあるといい、このライダーをひっかけて行ったF-150も仲間の通報によって警察に逮捕された、と報じられています。
なお、F-150はアメリカでは非常に人気のあるトラックで、トラックといえども「お金持ちが選ぶクルマ」としても知られます。
その反面、テスラ用充電器(スーパーチャージャー)をブロックしたりという悪行を報じられることも多く、そういった報道を見るにつけ、ちょっとこのクルマに対するイメージも悪化してしまいますね(日本も、そういった特定イメージが定着してしまったクルマがある)。