| ただしローリスングタートだとニンジャH2Rはウラカンを寄せ付けることすらなくゴール |
いろいろな意味で「いい勝負」だった
さて、ここ最近「スーパーカートとスーパーカー」「F1マシンとハイパーカー」など、異なるジャンルの乗り物対決動画がネットを賑わしていますが、今回は「スーパーカーとスーパーバイク」が加速を競う動画が公開されています。
「スーパーカー」としては、ツインターボ化によって1100馬力にまでチューンされたランボルギーニ・ウラカン、対するスーパーバイクは310馬力を誇るカワサキ・ニンジャH2R。
なお、カワサキ・ニンジャH2Rは公道走行ができない特殊なバイクで、その価格605万円。※カワサキによる製品ページはこちら
排気量は998cc、これをスーパーチャージャーにて加給し310馬力を発生し、しかし車体重量はわずか216キロなので、パワーウエイトレシオはわずか0.69ということになりますね。
単純に考えると、4輪+4WD、1100馬力のランボルギーニ・ウラカンに分がありそうだが
なお、このランボルギーニ・ウラカンは上述の通りツインターボ化されており、出力は1100馬力、そのトルクは1000Nm。
つまりは規格外の出力を発生させるわけですが、そのためにタイヤもドラッグレース専用が装着されているように見えます。
「ツインターボ」はこんな感じ。
エキゾーストシステムはチタン製、そして(ターボが収まらないので)バンパーレスですが、これでも一応合法のようですね。
なお、ランボルギーニ・ウラカンのパワーは1トンあたり759馬力ではあるものの、カワサキ・ニンジャH2Rの「ライダーの体重込み」同レシオは1トンあたり1054馬力という計算となり、圧倒的にニンジャH2Rのほうが有利です。
実際にドラッグレースを走ったらこうなった
そしてここからは実際にレースを走ってみた様子の紹介。
まずは静止状態からの加速(1/4マイル)、つまりドラッグレースです。
スタートで飛び出したのは意外やランボルギーニ・ウラカンで、ニンジャH2Rはそれを追うものの、ほぼ「ウィリーしっぱなし」。
加速でウィリー、そしていったん前輪を着地させてシフトアップしてはまたウィリーを繰り返し、完全にパワーを持て余してしまい、思うように加速できない状態のようですね。
ゼロヨンタイムはランボルギーニ・ウラカンが9.4秒。
カワサキ・ニンジャH2Rは9.9秒(両者とも相当に速い)。
そしてその後は一定速度から加速する「ローリングスタート」。
この方法だと、十分に速度が乗っているニンジャH2Rが安定した加速を見せ、ウラカンに追う隙すら与えずに逃げ切っていて、つまりは「両者の得意分野(生息域)が異なる」ことも明確に。
カワサキ・ニンジャH2Rはびっくりするくらい「よく止まる」
そして驚きだったのが「ニンジャH2Rはびっくりするほどよく止まる、ということ。
ぼくもスーパーカー、そしてスーパースポーツバイク(CBR250RRですが)に乗っている身であり、感覚的には「バイクのほうがクルマよりもずっと制動距離が長い」と考えていたものの、なんと動画を見ると「ほぼ互角」。
正確にはニンジャH2Rのほうがやや長い距離を要しているものの、その差は非常に小さく、ビタっと(ジャックナイフしながら)止まるニンジャH2Rには驚かされます。
ランボルギーニ・ウラカンとカワサキ・ニンジャH2Rとの運動性能バトル動画はこちら
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参照:carwow