ポルシェが電動バイク市場に本格参入すると公式に発表！すでに新会社を設立し、2025年あたりに第一号が発売されそうだ

｜ ポルシェらしく洗練されたパワートレインを開発、他社への供給も視野 ｜

現時点では製品概要は不明、ただしペダルつき電動アシスト自転車？

さて、ポルシェが「電動バイク（eBike）市場に本格参入する」と正式に発表。

そのためにポルシェは「ポルシェ eBikeパフォーマンス」なる新しい会社を設立することになりますが、eBikeそのものはポヌーク（Ponooc）社と共同にて開発することになるといい、新会社のCEOにはポルシェ・ライフスタイル社の前CEO、ヤン・ベッカー氏が就任する、とのこと。

ポルシェ eBikeパフォーマンス社ではソフトウエア含む電動パワートレインを開発

なお、このポルシェ eBikeパフォーマンス者ではエレクトリックモーター含むエレクトリックパワートレイン、さらにはそれを駆動するためのソフトウエアも開発するとアナウンスされており、ポルシェらしく「非常に強力な」ドライブシステムを作り上げることを目的としているようですね。

ちなみにこのパワートレインは自社のeBikeのほか他社にも供給することを想定しているとされ、よってフォルクスワーゲン傘下の各ブランド、たとえばランボルギーニやアウディ、ベントレー、ブガッティといったブランドにも供与されることになるかもしれません。

現時点ではどんな電動自転車が誕生するのかはわからない

現時点では、このポルシェのeBikeがどんなものになるのかはわかりませんが、今回の発表とともにリリースされた画像を見ると「チェーンホイールとクランク」も見えるので、自力にて走行が可能なタイプではなく、「電動アシスト自転車」となるのかも。

ポルシェの執行役員会副会長兼財務・IT担当執行役員であるルッツ・メシュケ氏によれば「ポルシェの特徴とに従い、インテリジェントなデザイン、洗練された技術、優れた性能を通じて、人々に感動を与える製品を開発してゆきます」ともコメントしており、ポルシェ（クルマのほう）が電動化時代に採用すると思われる「スマートな」デザインを持つ製品となるのは間違いなさそう。

加えて同氏は「ポルシェは、eBikeの分野に大きな可能性を感じており、今後も一貫して活動を拡大してゆきます。新会社にて指揮を執るヤン・ベッカーとモーリッツ・ファイレンシュミットは、顧客志向のベンチャー企業の立ち上げと新製品開発に関して実績あるエキスパートです」ともコメント。

なお、ポルシェは今年6月に、ファズアを含む複数のeBike企業への出資比率を高めたとも報じられ（そのうちのいくつかは20％から100％へ。つまり事実上の子会社化）、それらはポルシェeBikeパフォーマンス社のもと、与えられた役割をこなしてゆくことになりそうですね。

現在、ヒョンデ、メルセデス・ベンツ、BMWなど多くの自動車メーカーが電動バイクに参入しており、今後は自動車以外の市場においても静かに、そして熱い戦いが繰り広げられるものと思われます。

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