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ポルシェがアウディ&ランボルギーニのプラットフォームを使用した次世代フラッグシップ・スーパーカーを計画?各方面からウワサが囁かれる

ポルシェのホイール
Life in the FAST LANE.

| 現在のフォルクスワーゲングループの状況、ポルシェの状況からすると「十分にありうる」 |

ポルシェは今後「スポーツ」イメージを強化するものと思われる

2026年1月1日、マクラーレンやフェラーリで要職を歴任したマイケル・ライターズ氏がポルシェCEOに就任して以降、ポルシェが大きな変革の刻を迎えているのは御存知の通りではありますが、約5,000人規模の削減やITコンサルティング子会社MHPの株式放出など、不採算部門の整理と事業再編を急速に推し進めているというのが現状です(ブガッティ・リマックの株式も売却済み)。

この構造改革の狙いは、リソースをポルシェが最も得意とする「ハイエンド・スポーツカーの開発」へ集約することにあるとされ、そうしたなか海外メディアを中心として「918スパイダーの系譜を継ぐ新たなフラッグシップモデルの噂」が次々と囁かれることで急速にこれが真実味を帯びてきたというのがつい最近。

ここグループ内の盟友であるアウディ、そしてランボルギーニのDNAを注ぎ込んだ魅惑的なスーパーカー構想について考えてみましょう。

ポルシェ911カレラGTS
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この記事の要約

  • ポルシェの新CEOマイケル・ライターズ氏(2026年1月就任)の主導により、不採算事業の整理とスポーツカーなどの中核事業への集中が進められている。
  • ガソリンエンジン搭載の次期大型SUV(コードネーム「M1」)の開発が進む一方、フラッグシップ・スーパーカー開発の新たな噂が浮上。
  • 新スーパーカーは、アウディ「ヌヴォラーリ」やランボルギーニ「テメラリオ」とプラットフォームを共有するハイブリッドアーキテクチャを採用する可能性が報じられている。
ランボルギーニ テメラリオのインテリア〜ステアリングホイール
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いまポルシェで何が起きているのか

まず、現ポルシェCEOであるマイケル・ライタース氏は過去にポルシェでカイエンの開発を主導した人物であり、その後フェラーリに移ってプロサングエの開発を行うことに。

その後はマクラーレンにCEOとして引き抜かれ、おそらくはここでSUVの開発を担当することになるはずだったのだと思われますが、マクラーレンの資本が変わったことで経営陣が刷新されることとなり、そこでポルシェに「戻ってきた」という背景を持っています。

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得意分野は「エンジニアリング」であり、そしてポルシェが同氏に期待するのもやはり「新型車の開発」であると思われますが、現在ポルシェは中国市場にて大きな苦境に立たされていて、その理由は「SUVやEVが中国現地メーカーの製品に押されて販売を落としているから」。

香港で見かけたライトブルーのポルシェ・タイカン
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ポルシェ911GT3のフロント
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簡単に言えば現地の人々が「ポルシェを買う理由がなくなった」というわけですが、ここでポルシェは方向性を転換し、他のブランドが持たない「モータースポーツ」というヘリテージを全面に押し出し、スポーツカー中心のラインアップへと再構築しようとしている(ポルシェを買うべき明確な理由を示そうとしている)という状況です。

ポルシェ
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もちろん「目下の売れ筋」であるSUVを切り捨てるわけにもゆかず、マカン(ガソリン)後継となる新型SUVを(それまで犬猿の仲であったアウディからプラットフォームを借り受けることで)急遽開発し、しかしその一方でブランドを強化することを目的として「唯一無二の」ポジションを構築すべくスポーツカーに注力する姿勢を見せているというのが直近の状況だと認識しています(中国におけるこれまでのポルシェは「代替性のある」ブランドであったが、これからは「代替性のない」ブランドを目指す。加えてスポーツカーは高単価・高利益である)。

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ポルシェ新フラッグシップ・スーパーカー構想の概要

そしてここ最近、複数筋から浮上した噂が「ポルシェがアウディのスーパーカー”ヌヴォラーリ(Nuvolari)”のプラットフォームを活用し、新たなハイブリッド・スーパーカーを開発する」というもの。

アウディ「ヌヴォラーリ」自体がランボルギーニ「テメラリオ(Temerario)」とアーキテクチャの多くを共有しているため、実現すれば「ランボルギーニの骨格を持つアウディ由来のポルシェ」という、フォルクスワーゲングループのシナジーを極限まで生かした非常に興味深いハイパーカーが誕生することになります。

ちょっと前であれば「ポルシェがアウディのプラットフォームを使用する」ということは考えられなかったものの、今では「背に腹を代えることはできず」すでにアウディQ5ベースのSUVを開発中であるとも報じられていますね。

新型アウディQ5(ベージュ)のフロントグリル
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ポルシェとアウディのステアリングホイール比較
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特徴・スペック・デザイン

噂されるポルシェ新フラッグシップモデルの主要コンポーネントおよび予想スペックは以下の通りだとされ・・・。

項目詳細スペック・主要メカニズム(予想・共有コンポーネント)
ベースプラットフォームアウディ ヌヴォラーリ / ランボルギーニ テメラリオ共有アーキテクチャ
パワートレインV8ツインターボ+高出力電動モーター(PHEV構成)
最高出力900 hp 〜 1,000 hp オーバー(予想)
駆動方式電動4WD(フロント電動モーター駆動+トルクベクタリング)
ボディ構造カーボンファイバー製高剛性モノコック&軽量複合素材
位置付け918スパイダーの精神的後継となる高利益率のフラッグシップモデル

ライターズCEOは、ポルシェの代名詞である911ラインナップの強化に加え、高い利益率をもたらすビスポーク(テイラーメイド)車両や限定ハイパーカーの展開を重要視しているとも報じられ、エンスージアストを惹きつけるために「超高回転型V8ツインターボと最新のエレクトリックモーターを組み合わせることで、”0-100km/h加速2秒台前半レベル”の圧倒的なパフォーマンス」を持たせることが期待されています。

ただ、これまでポルシェが投入してきた「フラッグシップ」は959しかり、カレラGTしかり、918スパイダーしかり、なんらかの革新的技術が導入され、ポルシェの未来を指し示す存在ではあったのですが、今回ウワサされている「アウディ・ヌヴォラーリとランボルギーニ・テメラリオとの共通性を持つ」ハイパーカーについては、他社の既存技術にポルシェ風の味付けを施すという「これまでのポルシェのフラッグシップとは異なる」商業主義的色合いが濃い存在でもあり、ここが市場からどう受け取られるのかは興味が尽きないところです。

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競合比較・市場での位置付け

VWグループ内におけるプラットフォーム共有は、かつてのアウディ R8とランボルギーニ ガヤルド/ウラカン、あるいはポルシェ カイエンとフォルクスワーゲン トゥアレグなどで大きな成功を収めてきたという実績があり・・・。

  • ポルシェ(新スーパーカー構想): アウディ/ランボルギーニのハイパフォーマンス基本骨格をベースにしつつ、ポルシェ独自のアクティブサスペンションや走りの調律を施した最高峰ハイブリッドスーパーカー
  • ランボルギーニ テメラリオ: 920馬力を発揮する新開発V8ツインターボPHEVを搭載した、エモーショナルで攻撃的なイタリアンスーパーカー
  • フェラーリ(SF90ストラダーレ後継モデル等): この車格における直接のライバルであり、ミッドシップPHEVスーパーカー市場の主導権を争う存在

他ブランドの基本骨格を活用することで開発コストと期間を大幅に圧縮しながらも最高峰のドライビングパフォーマンスを実現できるため、今回ウワサされている手法は”収益性とブランド価値向上を両立させたいポルシェにとって”非常に理にかなったアプローチと言えるのかもしれません(実際のところ、次期718ケイマン / ボクスターとアウディ コンセプトCの市販モデルも兄弟車となるとされるため、この流れは避けることができない)。

ポルシェのエンブレム
一見するとポルシェ新型「ボクスターEV」、しかし装着されるナンバーは「アウディ本社所在地」という謎車両が目撃。両者の関係は思ったよりも「近い」?

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そして近年の車両はソフトウエア定義車両、あるいはそれに近いものとなっており、つまり「性能や乗り味はソフトウエアが決定する」傾向が強くなっているため(つまりメカニカルな部分が支配する比率が下がっている)、過去に比較すると「プラットフォームやパーツを共有したといえど」ブランド間の相違を明確に打ち出すことが可能となっており、実際には「心配する必要はない」のかもしれませんね。

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補足情報・新しい気付き

とにもかくにもポルシェの将来計画においては、このスーパーカー構想以外にも注目すべきモデルが目白押し。

現在、コードネーム「M1」と呼ばれるガソリンエンジン搭載の新型大型SUVの開発が進められており、これはアウディの「PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバスチョン)」アーキテクチャをベースにQ5などと密接な技術共有を行い、プラグインハイブリッド(PHEV)仕様も用意される見込みです。※発売は2028年頃が予想されている

そのほか、上述の718シリーズ後継モデル、計画が修正された「K1」など様々なニューモデルが待機中。

2025年の業績悪化を経て自らのコア、そして強みである「純粋なスポーツカー」へと原点回帰を図るポルシェではありますが、その一方で収益性を確保するためにVWグループ内の膨大な技術資産を有効活用してスピーディーに信頼性の高い車両を展開するという戦略を採用するというのが現在地。

そしてこれは「ファンにとっても非常に魅力的なプロダクトを届ける」ための手法としてもうまく機能するのかもしれません。

ポルシェ911GT3(ホワイト)のヘッドライト
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結論

アウディやランボルギーニとのアーキテクチャ共有によるポルシェの次世代フラッグシップ・スーパーカー構想は、まさにVWグループの強みを最大限に活かした(様々な見方があるものの)夢のコラボレーションとも言えるもの。

マイケル・ライターズ新CEOのもと、ポルシェが再び世界のハイパーカー界にどのような衝撃を与えるのか、今後の正式発表に向けた動向には常に注目していたいと思います。

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参照:Automotive News, etc.

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