ランボルギーニがウラカンEVOのアートカー「ミノタウロ」と同じ仕様を持つドゥカティ ストリートファイター V4「チェンタウロ」を公開し展示を行う

｜　ランボルギーニは比較的「アートカー」の製作に対して積極的である　｜

それにしてもまさかドゥカティでも同じ仕様のアートバイクが作られていたとは

さて、ランボルギーニは2021年11月にアーティストのパオロ・トロイロとのコラボレーションによってウラカンEVO「ミノタウロ（Minotauro）」を発表していますが、これはぼくの考える「ウラカンのアートカー史上ナンバーワン」のカッコよさを持つワンオフモデル。

そして今回はこのミノタウロに加え、「チェンタウロ（Centauro）」と命名されたドゥカティ ストリートファイター V4 ランボルギーニのアートバイクが展示されるというイベントが開催されています。

これら二台のアートカー / アートバイクは個人オーナーが所有

このイベントはランボルギーニ本社所在地であるボローニャにて開催された” アルテ・フィエラ・ボローニャ”と題されたもので、その中の会場の一つ「神話を創る芸術」にてこれら2台が展示されています。

なお、これら二台は「同じクライアントが所有する」と紹介されており、つまり個人のオーナーがこれら2台の製作を依頼したということになりそうですね。

パオロ・トロイロ (1972年ターラント生) は、独特の超写実的なフィンガーペイント技術で有名であり、これら2つのモデルの作成に用いられたのもこの方法。

ウラカンEVO のボディワークに描かれた「ミノタウロ」は、パオロ・トロイロのビジョンとウラカンEVOのパフォーマンスとを芸術作品へと昇華させていますが、このペイントそのものはパオロ・トロイロの指先を使ったペイントによって男性の身体の活発な特徴を通じ、アーティストがウラカンEVOを運転したときに感じたダイナミズム、力強さ、そして最も内側の感情を表現しています。

この車両にてパオロ・トロイロが表現したかったヴィジョンは「男性」、「雄牛」（ランボルギーニのシンボル）、そして描かれた男性像からにじみ出る”不屈の超自然的で動物的な力”で表現された「神話」だそうですが、見事にそれらが視覚化されているようですね。

ランボルギーニ「ミノタウロ」、ドゥカティ「チェンタウロ」は200人が見守る中で発表される

これら二台のプレゼンテーションは、ボローニャの中心部にある（豪華さと高級感の象徴とされる）ガレリア・カヴールで行われ、ランボルギーニとドゥカティのCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏とクラウディオ・ドメニカリ氏によって行われ、200人の出席者が見守る中でこれら2台のモデルが発表された、とのこと。※現在ドゥカティはランボルギーニの子会社である

これら「芸術と自動車の世界を結びつけ、両者が完璧に融合して共存できることを証明した作品」は上述のガレリア・カヴールにて2月5日まで入場無料で展示され、芸術と自動車愛好家に対し、これほど接近したことのない2つの世界を鑑賞する機会を提供する、とアナウンスされています。

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参照 / Photo：Lamborghini