>ランボルギーニ

ランボルギーニ「テメラリオ」にオフロード仕様”ステラート”やサーキット向けのハードコアモデル登場か?派生バージョンの展開が幹部によって示唆される

ランボルギーニ テメラリオのドアミラー(カーボンファイバー)
Life in the FAST LANE.

| テメラリオはウラカン同様に次々バリエーションを展開予定 |

ウラカン同様に次々バリエーションを展開、話題性とバリエーションごとの希少性を維持する戦略か 

2024年に世界初公開され、最高出力907hp(920PS)という驚異的なスペックでスーパーカー界に激震を与えた「ランボルギーニ テメラリオ(Lamborghini Temerario)」。

ウラカンやガヤルドの正統な後継として登場したこのV8プラグインハイブリッド車(PHEV)ではありますが、サンターガタ・ボロニェーゼ(ランボルギーニ本社)の挑戦はこれで終わりではなさそうだ、というのが今回のニュースです。

豪メディア「CarExpert」の取材に対し、同社のプロダクトラインディレクターであるパオロ・ラケッティ(Paolo Racchetti)氏が、新開発プラットフォームの柔軟性を活かした「多様な派生モデル(ニッチモデル)」の投入可能性を語ったと報じられ、ここで世界中のファンを魅了する次なるテメラリオの姿に迫ってみましょう。

ランボルギーニ テメラリオのインテリア〜ステアリングホイール
Life in the FAST LANE.

この記事の要約

  • ランボルギーニ幹部が新型V8 PHEVスーパーカー「テメラリオ」に多様な派生モデルを展開する可能性を示唆
  • オープンモデル「スパイダー」をはじめ、トラック特化型(GT3/スーパー・トロフェオ着想)や軽量後輪駆動(RWD)バージョンの計画が進行中
  • 大ヒットした前作「ウラカン ステラート」のようなオフロード指向モデルの再登場に対しても前向きな姿勢を示している

ランボルギーニ テメラリオの概要

(現在発売されている)テメラリオは最高回転数10,000rpmを誇る新開発の4.0L V8ツインターボエンジンに3基のアキシャルフラックス電動モーターを組み合わせた新世代のHPEV(ハイパフォーマンスEV)スーパーカー。

前身となるウラカンは、クーペやスパイダーの2WD/4WDモデル、性能強化版のペルフォルマンテやテクニカ、極限のレーシング公道版STO、そして悪路走破性を備えたステラートなど、実に14もの派生バリエーションを生み出したことでも知られます。

ランボルギーニ・ウラカン・ステラート(ホワイト)
Life in the FAST LANE.

ラケッティ氏によると、テメラリオで刷新された電動化プラットフォームは従来のV10エンジン時代よりも拡張性に優れており、エンジン出力の向上だけでなく、電動システムの再構築によってさらに多彩なバリエーションを展開可能である、とのこと。

特徴・スペック・デザイン

ベースモデル(クーペ)の基本スペックを踏まえつつ、今後噂されている派生バージョンの進化ポイントを整理てみると・・・。

ベースモデルの主要スペック

項目テメラリオ(標準クーペ仕様)
パワートレイン4.0L V8ツインターボ + 電動モーター3基(PHEV)
エンジン最高出力789 hp (800 PS) / 9,000–9,750 rpm
システム総合出力907 hp (920 PS) / 677 kW
最大トルク730 Nm(エンジン)+ モーター各種
トランスミッション8速デュアルクラッチ(DCT)
駆動方式四輪駆動(AWD / フロント2基・リア1基のモーター配置)
0-100km/h 加速2.7秒
最高速度343 km/h
パープルのランボルギーニ・テメラリオのテールランプ(発光状態)
Life in the FAST LANE.

予想される派生バリエーション

  • テメラリオ スパイダー(2027年頃): クーペ発売の約2年後(2027年)の登場が有力視される電動リトラクタブルルーフ搭載モデル
  • サーキット志向モデル / 軽量RWD仕様:技術責任者のルーヴェン・モール氏がを示唆する1,000hp超えのハードコア版や、フロントモーターを廃止して軽量化を図った純粋な後輪駆動(RWD)バージョン
  • GT3 / スーパー・トロフェオ着想モデル:モータースポーツのノウハウを色濃く反映したエアロダイナミクス重視のスパルタン仕様
  • ステラート:ウラカン・ステラート同様のオフロード系モデル。ランボルギーニは「ステラート」をサブブランド化したい意向を持っている可能性

競合比較・市場での位置付け

スーパーカー市場において、ミッドシップハイブリッドのカテゴリーはフェラーリ「296 GTB」やマクラーレン「アルトゥーラ」などがしのぎを削っていますが・・・。

車種モデルパワートレイン総合出力駆動方式派生モデルの方向性
ランボルギーニ テメラリオ4.0L V8ツインターボ + モーター3基907 hpAWDトラック系、オープン、オフロード(ステラート)と多角展開
フェラーリ 296 GTB / GTS3.0L V6ツインターボ + モーター1基830 PSRWDクーペ、スパイダー(GTS)、トラック向け(Assetto Fiorano)
マクラーレン アルトゥーラ3.0L V6ツインターボ + モーター1基680–700 PSRWDクーペ、スパイダー

他社が主にオンロード向けの「クーペ/スパイダー/ハイパフォーマンス版」に絞ったラインナップを展開する中、ランボルギーニは「オフロード」という独自のニッチを開拓している点が決定的な強みだといえそうです。

そしてランボルギーニは少し前に(テメラリオだけではなく)レヴエルト、ウルスにも「ステラート」を設定する可能性を示唆しており、これはライバルに対する大きな「排他性」となりうる可能性も。

ウラカン・ステラート後継モデルへの期待

今回のコメントに関連し最も自動車ファンの関心を集めているのが悪路走破型スーパーカー「ステラート(Sterrato)」の再来で、ウラカン時代に限定生産された「ウラカン ステラート」は、車高を上げ、プロテクターやオールテレーンタイヤを装備した型破りなスタイルで世界的な大ヒットを記録したことも記憶に新しいかと思います。

ラケッティ氏は「ステラートは私たち全員が愛したコンセプトであり、ランボルギーニにしかできない挑戦だった」と振り返り、「現時点で計画を確定させているわけではないが、再び実現する可能性を否定しない」とも。

ステラートのような「泥と砂利道を攻めるスーパーカー」という唯一無二のコンセプトは、ブランドのアイデンティティを高める強力な武器でもあり、テメラリオのトルクベクタリング技術を備えた電動AWDと組み合わせることで前作以上の走破性と走りの楽しさを提供することも期待されます。

結論

「ランボルギーニ テメラリオ」は、単なるウラカンの置き換えにとどまらず、新しい電動化プラットフォームのポテンシャルを最大限に活かした多面的な進化を遂げようとしている次世代のスーパーカー。

順当な「スパイダー」や「1,000馬力超えのサーキット向けモデル」はもちろん、ファンが熱望する「ステラート後継機」の登場まで、ランボルギーニが仕掛ける刺激的なサプライズから今後も目が離せない、といった感じでもありますね。

合わせて読みたい、ランボルギーニ関連投稿

ランボルギーニ・テメラリオのドアミラー(パープル)
ランボルギーニ・テメラリオにも「ステラート」再臨?「スーパーカー×オフロード」は近年稀に見るランボルギーニの「成功法則」

| 新型テメラリオに隠されたオフロードの野心 | 「予想外だが本物」ステラートの成功が変えたブランドの未来 ランボルギーニ史上、最も「異色」でありながら世界的な大成功を収めたオフロード・スーパーカー「 ...

続きを見る

ランボルギーニ・ウラカン・ステラート(ホワイト)
ランボルギーニ「ステラート」はサブブランド化?第二弾、第三弾のステラートが登場する可能性が公式に示唆される

Life in the FAST LANE. | ランボルギーニがこの「ほかが持ち得ない」存在を一度きりで終わらせることはないであろう | テメラリオはもちろん、「ウルス」ベースでも登場の可能性 スー ...

続きを見る

ランボルギーニ
ランボルギーニが「全く想定外の特別モデル」を発売?ステラートの成功を受け、テメラリオ、ウルス、レヴエルトにも限定車投入へ

| もちろんそれら特別仕様車は「ハードなオフローダー」 | ランボルギーニ、「ステラート」成功で特別モデル戦略を加速:「空が限界」 ランボルギーニはこれまでも常に型破りな存在でしたが、オフロードに焦点 ...

続きを見る

参照:Car Expert

->ランボルギーニ
-, , , , ,