| 米俳優のカスタムした「SEAL隊員追悼仕様」シェルビー・マスタング |
ジェイレノ・ガレージに「フォード・マスタング・シェルビーGT500スーパースネーク」が登場。
このシェルビーGT500スーパースネークは「単なるスーパースネーク」ではなく、アメリカの俳優、ジム・カヴィーゼルの所有。
そしてジム・カヴィーゼルというと2004年の映画「パッション」にてイエス・キリストを演じたことで一気にブレイク。
「パッション」はイエス・キリストつまりジーザス・クライストとジム・カヴィーゼルとのイニシャルが一緒だったり、撮影中に何人かロケ中に死亡したという噂があったり、上映中に観客が心臓発作で死亡したりという、とにかく話題に尽きない映画でしたが、それはともかくジム・カヴィーゼルは相当なカーガイとしても知られているようですね。
車体の随所に犠牲となった隊員への追悼が記される
なお、ジム・カヴィーゼルは米軍特殊部隊、Sealチーム6(DEVGRUとして知られる)についての書籍を読んだ際、様々な作戦で犠牲となった隊員へのトリビュートとしてこのワンオフのマスタングを作ろうと決意した、とのこと。
ちなみにジム・カヴィーゼルはDEVGRUを扱った映画「ザ・ロック(1996)」にもチョイ役で出演していますね。※ぼくはDEVGRUというと「ブラックホークダウン(2001)」のほうが記憶に残る
その後ジム・カヴィーゼルはカーデザイナーのチップ・フーズ氏と組んでベースとなるGT500スーパースネークを探し、そして購入後はまず5.8リッターV8エンジンを662馬力(これでも十分っぽい)から850馬力にまでチューン。
スーパーチャージャーはKenne Bell製へと交換されていますが、そのすぐそばには作戦で命を落とした19名の隊員の名が刻まれ、その中にはブラッドリー・クーパー主演にて映画化されたクリス・カイル隊員の名もある、とのこと(”アメリカン・スナイパー/2014”)。
なお、ホイールのスポークはこんな感じで「ナイフ」をイメージした形状。
もちろん隊員の持つナイフがモチーフなのだと思われます。
そのほか、ほぼクルマの全域にわたって手が入れられ、その仕上がりはまさにスパルタン。
このクルマが製作された背景を考えると、また違った方面での見方ができますが、まさに魂が震えるかのような存在感を放っているようですね。
それでは動画を見てみよう
こちらがそのカスタム・マスタングを紹介する動画、「Jim Caviezel's 2014 Shelby GT500 Super Snake - Jay Leno’s Garage」。