| 中国人がこれをどう受け止めるのかわからないが、さすがにこの価格では売れないような気もする |
最近の中国の自動車メーカーはかなりな独自路線を突っ走っているようだ
さて、広州モーターショーには様々な奇っ怪なクルマが展示されているようですが、今回紹介するのは長城汽車(グレートウォール・モータース)のサルーン「メカドラゴン」。
ちなみにこのメカドラゴンとはロックマン2のボスキャラの名に由来すると紹介されており、中国語だと「機甲龍」。
101台の限定生産だと言われ、488,800元(日本円で873万円)にて販売される、とアナウンスされています。
グレートウォール・メカドラゴンはこんなクルマ
そしてこのメカドラゴンですが、たしかに見た感じではとにかくメカ。
直線的なラインにリベット留め(風?)オーバーフェンダーに未来っぽいディティールを持っており、ロックマンよりもGTA(グランド・セフト・オート)に登場するクルマのようだ、とも言われているようですね。
このメカドラゴンはピュアEVで前後にモーターを持っており、システム合計での出力は543馬力、トルクは750Nm。
バッテリーパックは115kWh、一回の満充電あたり航続可能距離は802km(中国のCLTCサイクルによる)、そして480kWの急速充電器を備えており、10分間で総走行可能距離の半分に相当する401kmを走行できるだけの電力を蓄えることができるとされています。
なお、「レッド」が効果的に使用されており、ウインドウモールやサイドステップ、リアディフューザーに用いられていますが、なんとなくこれも「メカドラゴン」っぽさを醸し出しているようにも見えますね。
テールランプは独特な形状を持っていて、一見して「他の車クルマとは異なる」ということがわかるデザインを持っているように思います。
グレートウォール・メカドラゴンのインテリアはこうなっている
そしてこちらはグレートウォール・メカドラゴンのインテリア。
あやしげなブルーをベースにしており、アンビエントライトがさらに妖しさを増しているようにも。
インフォテイメントシステムは横方向に連結されており、レトロのようなフューチャーのような、なんともいえない雰囲気ですね。
ちなみに、グレートウォールモータースによると、多数のカメラとセンサーを備え、「高いレベルの自動運転を可能にする」のだそう。
ちなみにリアシートは3人がけのようですが、真ん中シートはかなり狭いようですね(ここには座りたくない)。
広州モーターショーにて「メカドラゴン」を紹介する動画はこちら
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