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中国の新興EVブランド「Neta(哪吒汽車)」が2024年上半期に17,687台を海外で販売し「もっとも海外で成功した新興中国ブランドになった」と発表

中国の新興EVブランド「Neta(哪吒汽車)」が2024年上半期に17,687台を海外で販売し「もっとも海外で成功した中国ブランドになった」と発表

| Netaは中国ブランドでありながらも中国市場よりも海外市場を重視しているようだ |

現時点ではタイ、インドネシア、さらには中東市場にも参入済み

さて、中国の新興EVメーカー、Neta(哪吒汽車)が「2,024年上半期に17,687台の海外販売を達成し、中国の新エネルギー車(NEV)メーカーの中でトップに立った」と主張。

この数字は昨年同期比では154%増という記録的なものではありますが、Netaは中国外にも工場を持っており、よって「海外販売=中国からの輸出」ではないことには注意が必要です。

具体的には、Netaはタイ(2023年11月30日に稼働開始)とインドネシアに工場を持っていて、最大ではそれぞれ2万台と2万7000台の生産能力がある、とも報じられています。

Netaは海外市場にてBYDに次ぐ存在感を発揮

なお、Netaはタイの新エネルギー車市場ではBYDに次ぐ2位のポジションにあり、市場シェアはほぼ20%であると主張していますが、現地でのトップセラーは(中国市場でNeta Ayaとして知られる)現地生産のNeta V-IIだとされ、 2024年6月時点ではNetaブランド車の海外累計販売台数は3万5000台を超えることに。

さらにNetaは年末までに50以上の市場に参入する予定だといい、今年10万台の販売目標を掲げているものの、Netaは中国市場ではそれほど大きな存在感を発揮しているわけではなく、その販売の多くは「中国以外」ということになるのかも(競争厳しい中国市場に見切りをつけ、早々に海外を目指したところはなかなかの先見性である)。

ちなみにですが、現在タイで販売されるのは上述のNeta V-II、そしてNeta Vのみ(インドネシアでも同様)となり、中国ではほかに「S」「L」「GT」といったモデルを展開していて、さらに昨年11月にはアラブ首長国連邦にて「S」「GT」を発表しUAE市場にも参入ずみ。

ここへ来て中国の新興EVメーカーも様々な特徴を押し出してきており、その中でもNetaは「海外市場メインに展開を行う」ことで自らの生息域を確保しているのだと考えられます。

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参照: Fast Technology, CarNewsChina

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