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【衝撃映像】中華ハイパーカー「仰望 U9 Xtreme」が時速500kmテスト中に大クラッシュ。しかしドライバーは怪我もなく自力脱出【動画】

BYD(ヤンワン) U9エクストリームのエクステリア〜リア
BYD

文字通りの「致命的な」クラッシュであるように思われたが

むしろヤンワン U9の安全性を証明する結果に

世界最高速記録を更新し、さらなる高みを目指して最高速度500km/hの壁に挑んでいるBYD(比亜迪)のハイエンドブランド「仰望(Yangwang=ヤンワン)」。

そのフラッグシップ・ハイパーカーである「U9 Xtreme」が中国国内のテストコースにて高速度走行を行っている最中に衝撃的なクラッシュ事故を起こしたことが明らかになり、SNS上で拡散された画像や映像にはリアアクスルがまるごと脱落し激しく損壊したマシンの姿が映し出され、世界中の自動車ファンや業界関係者に大きな衝撃を与えています。

かつてドイツのテストコースで最高時速496.22km/hを記録したモンスターマシンに一体何が起きたのか、事故のディテールやマシンの驚異的な安全性構造について見てゆきましょう。

この記事の要約

  • BYDの高級車ブランド「仰望(Yangwang)」によるハイパーカー「U9 Xtreme」が、中国の閉鎖コースでの高速テスト中にクラッシュ
  • 最高出力2,220kW(2,977hp)を誇り、時速500km突破を目指した過酷なテスト中にコントロールを失ってバリアに衝突し、車体後部のリアアクスル(後輪車軸)が完全に脱落
  • 車体は著しく損壊したもののモノコック(キャビン構造)がドライバーを完全に保護し、ドライバーは奇跡的に怪我もなく自力で降車

仰望(Yangwang)U9 Xtreme クラッシュの概要

この事故は2026年11月2日、中国国内の(クローズド)テストコースにて発生し、同車は今月にもアラブ首長国連邦(UAE)で予定されていた「時速500kmの壁を突破するチャレンジ」に向けた事前テスト走行を行っていたのだと見られています。

動画を見るに、超高速域での走行中、何らかの理由で走行ラインを外れた車両はコース脇のバリアへ激しく接触し、激しい衝撃によりリアサスペンションおよびリアアクスル(駆動車軸)ごと車体後部が完全に脱落するという凄惨なクラッシュに。

しかしU9 エクストリームのモノコックキャビン構造が驚異的な強度を発揮したことも事実であり、室内のドライバーへの重大なダメージを防ぎ、ドライバーは怪我ひとつなく自力で車外へ脱出できたと報告されています。

ヤンワン U9とは

「仰望 U9 Xtreme」は、市販車ベースの電動ハイパーカーとして世界の頂点を目指すべく開発されたサーキットおよび最高速特化型モデル。

1,200Vの炭化ケイ素(SiC)プラットフォームを基盤とし、各輪に独立配置された4基のモーターから生み出される最高出力は実に2,220kW(約2,977馬力)にも達しますが、EVの宿命ともいえる重量ハンデを跳ね返す「パワー・ウェイト・レシオは1トンあたり895kW(約1,200hp/t)」という驚異的な数値を誇るなど、一般的なスーパーカーを凌駕する超高次元のパフォーマンスを発揮する存在です。

過酷な超高速走行を支えるため、30Cの大電流放電が可能な80kWhの特殊バッテリー、Giti製セミスリックタイヤ(GitiSport e·Gtr2 Pro)、大型リアウイングを備えたエアロパッケージを装備していることもこのクルマの特徴として報じられており、様々な面において「まさに規格外」ともいえるクルマでもあるわけですね。

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「仰望 U9 Xtreme」の主要スペックおよび技術仕様は以下のとおりとなっていて、すでに「世界最速」の称号を手にしていることでも知られています。

項目詳細・スペック
メーカー / ブランドBYD(比亜迪) / 仰望(Yangwang)
パワートレインクアッドモーター(4基独立制御) + 1,200V SiCプラットフォーム
システム最高出力2,220 kW(2,977 hp / 2,977 馬力)
パワー・ウェイト・レーシオ895 kW / トン(約 1,200 hp / トン)
バッテリー / 放電性能80 kWh(30C 大電流放電テクノロジー)
実測最高速度記録496.22 km/h(ドイツ・パペンブルクATPテストコースにて記録)
タイヤ / 足回りGitiSport e·Gtr2 Pro(20インチ専用セミスリックタイヤ)
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競合比較・市場での位置付け

ハイパーカーが到達する「最高時速500km」という領域は、物理的な限界やタイヤの耐熱・耐遠心力性能との過酷な戦いとなり、いくつかの自動車メーカーが目指しつつも「未だ突破できない」高い壁。

ブランド / モデルパワートレイン / 出力最高速度記録および状況
リマック ネヴェーラ RピュアEV(4モーター / 2,107 PS)最高時速412km/hを達成した超高速EVハイパーカーの代名詞
ブガッティ シロン Super Sport 300+8.0L W16 4ターボ(1,600 PS)ガソリン車として時速490.48km/h(304.77mph)の公式記録を保有
仰望 U9 Xtreme(BYD)ピュアEV(4モーター / 2,977 hp)ドイツで496.22km/hをマーク。時速500km達成を掲げる最速挑戦者

従来のガソリンハイパーカーやハイブリッド勢に対し、BYDは純粋なバッテリーEVとしてこの壁を突破しようとしており、496.22km/hという驚異的な記録を叩き出した実績をさらに「上書きすべく」ドバイにて挑戦を行うことが報じられたばかりです。

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補足情報

今回の衝撃的な事故からは最高挑戦の過酷さ、そして最先端モノコックがもたらす「乗員保護性能」の重要性が浮き彫りになっていて・・・。

  • 衝撃を逃がしてキャビンを守る構造:リアアクスルがまるごと脱落するほどの大破でありながら、乗員が乗るキャビンセル(モノコック)は変形せず無事であったことが明らかに。クラッシャブルゾーンと剛性セルの役割分担が機能し、ドライバーが自力で降りられる安全性を実証した形となる
  • UAEでの「500km/h記録挑戦」は継続か:BYDの執行副総裁である李柯(Stella Li)氏および仰望事業部の総経理である胡暁慶氏が事前に明かした通り、2026年11月にはアラブ首長国連邦(UAE)にて時速500kmオーバーの記録達成イベントが予定済み。今回の事故がチャレンジスケジュールにどう影響するか注目される
  • 超高速域におけるアライメントと空力の難しさ:時速500kmに迫る領域では、わずかな空気抵抗の乱れや路面のギャップが「予期せぬ要素」として作用し致命的な車両挙動の変化を引き起こすことが明らかに
BYD(ヤンワン) U9エクストリームのエクステリア〜サイド
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結論

時速500kmという前人未到の壁に挑む中で発生した「仰望 U9 Xtreme」のクラッシュは(華やかな面ばかりが報じられる)最高速アタックが常に危険と隣り合わせであることをあらためてぼくらに思い出させるもの。※あのクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏ですら、最高速挑戦につき「たまらなく怖い」と述べている

しかし、衝撃的な事故であるにもかかわらずドライバーが無傷で自力脱出できたという事実はBYDが誇る車体剛性と安全技術の高さを雄弁に物語っており、この試練を乗り越え、同社がUAEの地で前人未到の記録を打ち立てることには大きな期待を寄せたいと思います。

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