韓国ジェネシスが「ハイパー」パーソナライズド車両を製作する「ワン・オブ・ワン」最新車両を公開、そのレベルがベントレーやロールスロイスに達することをアピール

Image：Genesis

｜　ジェネシスは「特別な顧客に対して卓越した体験を提供すること」を目的にこのプログラムを展開している　｜

現在は中東のみの展開、しかし対応車種は「全モデル」

さて、このところ「モータースポーツへの参戦」「アンバサダーとしてジャッキー・イクスを獲得」など様々な話題を振りまいている韓国ヒョンデのプレミアムブランド「ジェネシス」。

そして直近での活動は今までとは異なる方面へと拡張され、つまりジェネシスは「成長の第二フェーズに入った」と考えていいのかもしれません。

そして今回、ジェネシスは高度な車両カスタマイズを顧客に提供するというサービス「ワン・オブ・ワン（One of One）」の本格始動、そしてこのプログラムによって誕生したGV80クーペを公開し、その可能性を示すことに。

ジェネシス「ワン・オブ・ワン（One of One）」ではこんなカスタムが可能に

現在この「ワン・オブ・ワン（One of One）」が導入されるのは中東のみで、しかし非常に高度なパーソナライズを提供できるとされていますが、このプログラムはフェラーリ「テーラーメイド」、アストンマーティン「Q」、ランボルギーニ「アドペルソナム」と同様に「特注体験」を提供し、しかしもっとも雰囲気として近いのは（比類なき高級さと贅沢の追求という意味で）ベントレー「マリナー」かもしれません。※ジェネシスはベントレーの内装デザインチームから複数人を引き抜いている

今回公開された車両はボディ下部がブルー、そして上部にはブラックを採用するツートンカラーのエクステリアを持っており、これにあわせたディティールと美しく調和する様子を見て取れます。

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なお、ホイールセンターキャップには「フローティング（セルフレベリング）」が採用され、ジェネシスが非常に高いレベルの高級感を追求していることもわかりますね。

インテリアでも「ブラックとブルー」のテーマが貫かれ、統一感と豪華さが感じられますが、レザーシートには特徴的なパターンが施され、ダッシュボードやセンターコンソールにはカーボンファイバーのアクセントが加えられることで車内のプレミアム感を一層引き立ててることに。

この「One of One」サービスは各顧客の正確な仕様に合わせた特注車を作ることに特化しており、そのカスタマイズ過程にはヘッドライナーの刺繍やインテリアガーニッシュ、キルティングパターンなどのユニークなオプションが含まれ、さらに顧客は世界中から調達された高級な木材や石材を選ぶことができるとアナウンスされているので、その対応範囲はロールス・ロイス同様に「想像力の及ぶかぎり」ということになりそうです。

なお、上述のとおり現在このサービスは中東のみ（ジェッダ、ダンマーム、リヤド、ドバイ）で展開されているものの、ジェネシスはこれを韓国にも導入しようとしており、さらには北米含むいくつかの地域にも拡大するもよう。

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そしてジェネシスが経験を重ねることで「よりハイパーパースナライズドな車両を提供し、特別な顧客に対して卓越した体験を提供すること」が可能になるものと思われますが、この高級サービスは、ジェネシスがベントレーやマイバッハといったブランドと競り合う意向を示すもので、今後の展開にも期待がかかります（参考までに、最近の韓国ドラマでは、セレブが乗るクルマにつき、これまでのマセラティやメルセデス・ベンツ、BMWにかわってジェネシスが選ばれることが多いようである）。

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参照：GENESIS