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ケーニグセグ・ジェメラの生産工場が完成しいよいよ製造開始。なんと1,700馬力を2,300馬力にパワーアップするOPを5700万円で提供、エンジンは3気筒からV8へ

ケーニグセグ・ジェメラの生産工場が完成しいよいよ製造開始。なんと1,700馬力を2,300馬力にパワーアップするOPを5700万円で提供、エンジンは3気筒からV8へ

| 工場が完成したといえど、ケーニグセグ・ジェメラの納車は2025年からだと報じられる |

多くの顧客が「V8」バージョンを要求しそうだが、そのぶんトランクスペースが圧迫されるようだ

さて、ケーニグセグが新しく「ジェメラ・ファクトリー」を開所するためのセレモニーを開催し、その工場で生産されることになる”メガ・カー”、ジェメラの市販バージョンを公開。

なお、ジェメラは202年3月に「1,700馬力」を発生するという触れ込みにて発表されていますが、実際の市販バージョンはなんと2,300馬力という狂気のスペックを誇ります。

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ガソリンエンジンは「3気筒」から「8気筒」へ

そこでこのパワーアップの要因についてですが、主には搭載されるガソリンエンジンが直列3気筒からV8へと変更されたこと。

これは驚くべき変更ということになり、そもそもV8を押し込むだけのスペースが存在したことにもびっくりだと思います。

ちなみにこのV8エンジンと9速ライトスピード・トランスミッションは40万ドル(現在のレートでは約5700万円くらい)のオプションとなっていて(つまり標準仕様だと3気筒)、しかしレース用のE85フューエルを注入することで2,300馬力 / 2750Nmという現在の自動車市場、かつ生産可能なモデルとしてはもっとも高い出力を誇ることに。

ちなみにこのV8エンジンはジェスコからの移植、そしてトランスミッションはCC850と同じだというので、つまりは「最新の」コンポーネントをオプションにて選択できるということになりそうですね。

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さらに市販モデルのジェメラには「大型リアウイング / フロントスプリッター、Sダクト、その他の空力パーツを」追加するゴーストパッケージがオプション設定されていますが、このパッケージを装着するとフロントのトランクスペースがなくなってしまうこともあわせてアナウンスされています。

ケーニグセグ・ジェメラはこんなクルマ

そこでケーニグセグ・ジェメラについておさらいしておくと、最大の特徴は「4人乗り」ということ。

しかも大人4人が無理なく乗れるという珍しいパッケージングを持っていますが、意外や「家族全員でハイパーカー体験を楽しみたい」という需要が多かったと見え、受注は「かなり好調」だと言われます(この”4人乗りハイパーカー”あるいは4人乗りスーパーカーというコンセプトは他に類を見ない)。

ノーマルだと2リッター3気筒(600馬力を)を車体ミッドに搭載し、クランクシャフトに取り付けられたモーターとともにフロントのダイレクトドライブ(無段変速トランスミッション)へと送られ、そこから前輪を駆動するというユニークな構造を採用することもトピックです。

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そして後輪はというと、これを駆動するのはエンジン脇の左右に取り付けられたエレクトリックモーターで、一見すると無駄な作りのように見えますが、こうすることで車体後部にトランスミッションやデフ、ドライブシャフトを収める必要がなくなり、そのぶんエンジンの搭載自由度が増すこととなっているわけですね。※モーターは合計3つ、あわせて1100馬力を発生する

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もちろんこういった構造を持つハイブリッドカーは自動車市場見渡しても「皆無」であり、このような奇想天外なことを思いつくのはさすがケーニグセグだというよりほかはなく、ほぼすべてのコンポーネントを自社で開発しているからなのかもしれません。

つまりはクルマを構成するパーツをすべて分解し、そして求めるパッケージングやパフォーマンスを実現するにはどうすればいいのかという発想にてクルマを再構築しており、そして再構築の段階において、必要な機能そしてサイズを持つコンポーネントを自社で開発し、それを組み込んでいっているのだと考えられます。

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参照:Koenigsegg Registry(Facebook)

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