Zeekr（ジーカー）の市販モデル第一弾”001”が中国市場もっとも早く累計販売25万台を達成。さらには25万元（536万円）以上でもっとも売れたEVに

Image：Zeekr

｜　たしかにこのコストパフォーマンスは驚異的である　｜

日米欧の自動車メーカーが「新型EVの投入を遅らせ、作戦を練り直す」のにも納得である

さて、日本にも導入がなされる予定の中国新興EVブランド「Zeekr（ジーカー）」ですが、12月22日には”Zeekr 001の累積納車台数が25万台を超え、中国国内でこのマイルストーンに最も速く到達した純電動車となった”という発表がなされています。

加えてこのZeekr 001は25万元（現在の為替レートで約536万円）以上の価格帯で最も売れた純電動車（BEV）でもある、とアナウンスがなされることに。

Zeekr 001は2021年に発売される

Zeekr 001は2021年4月15日にZeekr初のモデルとして発表されていますが（001は1号車の意味があるもよう。数字が車格を表す中国での一般的なネーミングとは異なる）、当初3つのグレードが用意され、価格帯は281,000元（約603万円）から360,000元（約772万円）。

2021年10月23日に納車が開始されたのち、110日で10,000台、357日で50,000台、972日で200,000台の納車という好調なセールスを記録しています。

The raindrops lend a charming blush to the elegance of this #Zeekr001. pic.twitter.com/7zDpYgTaxE

— Zeekr (@ZeekrGlobal) September 16, 2024

現在、Zeekrはこの「001」のグレードを6つにまでも拡大しており、その価格はちょっと下がって259,000元（556万円）からのスタートへ。

ボディサイズは全長4,977ミリ、全幅1,999ミリ、全高1,545ミリ、ホイールベース3,005ミリという比較的大きなクルマで、駆動方式はRWD（後輪駆動）もしくはAWD（全輪駆動）、標準にて800V高電圧プラットフォームを採用しています。

後輪駆動モデルでは416馬力（0-100㎞/h加速5.9秒）、全輪駆動モデルでは778馬力（0-100㎞/h加速3.3秒）という堂々たるスペックを持ち、いずれも最高速度は240㎞/hという数字。

In the soft blush of dawn, the sleek elegance of a #Zeekr001 harmonizes with the striking silhouettes of Dubai's skyline, composing a symphony of modern grandeur. pic.twitter.com/GIBJhCeAEw

— Zeekr (@ZeekrGlobal) June 27, 2024

搭載されるバッテリーパックはCATL製の9 kWh（Shenxing LFPバッテリー）と100kWhの（Qilin NMCバッテリー）の2種で、前者だと一回の満充電あたり航続距離が722km（標準）と675㎞（強化版）、わずか5分の充電であっても256㎞ぶんのチャージが可能です。

後者だと航続距離は750km（標準）および705km（強化版）だとアナウンスされており、10分の急速充電でバッテリー寿命が390km増加するというので、なかなかの実用性を誇るということになりそうですね。

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