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仕方ない、鈑金するか・・・。トヨタ・ランドクルーザー250「後部ドアの凹み」修復続報、「デントリペアでは限界」があり板金による補修を決意

トヨタ ランドクルーザー250ZXのサイド
Life in the FAST LANE.

| デントリペアは「再塗装しなくて済む」反面、技術的・構造的な限界がある |

今回は「デント+板金」にて修理費用が最小限に

さて、先日報告したランドクルーザー250ZXバックドアの「凹み」。

いつもコーティングをお願いしているディティーリングプロショップ「煌(きらめき)」さんからデントリペア業者を紹介していただき、まずは可能な範囲で修復を行っています。

そしてその結果、2箇所あった凹みのうち、「下」のほうは完全に修復ができたものの、「上」のほうはまだ凹みが残っているという状況で、今回これを「板金で修理しよう」という判断を下すことに。※画像はデントリペアによる補修前

トヨタ ランドクルーザーのバックドアにできた凹み
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「デントリペア」には限界(条件)がある

なお、「上」の凹みを完全に修復できなかったのは職人さんの技術的な問題ではなく、その凹みの「性質」の問題。

デントリペア(ペイントレス・デントリペア)は、塗装を残したまま専用工具でへこみを(パネルの裏から)押し戻すという修理方法で、特に「ドアパンチ」や小さなえくぼ状のへこみの修理に向いており、「オリジナルの塗装を維持できる」ことにメリットが存在し、ぼくも「できることなら再塗装したくない」と考えたため、なんとかデントリペアで修復できないかとチャレンジしたわけですね。

ただ、デントリペアにて補修するには条件、そして限界があり・・・

デントリペアで修理できる条件

① 塗装が無傷

最も重要な条件であり、以下のような場合には、新車時に近い状態まで復元できる可能性が大きくなります。

  • 塗装の剥がれがない
  • ひび割れがない
  • 傷があってもごく軽微

② 浅いへこみ

以下のような、金属が大きく伸びていないへこみがデントリペアの得意とするところ。

  • ドアパンチ
  • 買い物カートが当たったへこみ
  • 飛び石や雹(ひょう)によるへこみ
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③ 金属パネル

修理対象は基本的になどのスチールやアルミ製、つまり金属製パネルであって、後述のように(復元力を持つ)樹脂に対しては施工できない、ということを理解しておく必要があります。

  • ドア
  • フェンダー
  • ボンネット
  • トランク
  • ルーフ

④ 大きさの目安

一般的には

  • 1~5cm程度のへこみ

が最も得意な領域で、ただし、熟練者だと10cmを超えるへこみでも対応できる場合もあり、つまり「ケースバイケース」。※デントリペアは完全に施工する人の腕に仕上がりが依存する

そして完全に修復できるかどうかは「やってみないとわからない」ケースも多く、そして今回は「頑張ってみたけれど、(”上”部分の凹みに関してはこれが限界」ということに。※画像は修復後。「限界」とは技術的なものではなく、これ以上押し戻すと塗装が割れるという構造的限界

ランドクルーザー250ZXのバックドアの凹み(デントリペア修復後)
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デントリペアで修理できない条件

① 塗装が剥がれている

へこみが直っても塗装は元に戻らず、そのため以下のような場合は板金塗装が必要になります。

  • 塗装剥離
  • 深い傷
  • 塗膜のひび割れ
L1120229

Image:Life in the FAST LANE.

② 金属が伸びてしまった深いへこみ

例えば、以下のような凹みは修復が不可能。

  • 角で強くぶつけた
  • ポールに当てた
  • 折れ線が入った

金属が伸びると押し戻しても波打ちが残るため、デントリペアだけでは難しくなります。

③ バンパーなど樹脂パーツ

  • 樹脂バンパー
  • FRP
  • カーボンパネル

は基本的に施行不可。

トヨタ クラウンスポーツのフロント(グレー)
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④ パネルの端や折り返し部分

以下は難易度が高くなり、鉄板が折り返されている部分(ヘミング部)は修理できないことも。

  • ドア端
  • ボンネット端
  • トランク端

⑤ 裏から工具が入らない場所

  • ピラー
  • サイドシル
  • 補強材の真上

などには工具を挿入することができず、しかし最近は「プーリング」と呼ばれる表側から引っ張る工法もあるものの、すべて対応できるわけではありません。

ブルーのランボルギーニ・ウラカンEVO RWD
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⑥ そのほか施行が難しい条件

上記のほか、施行が難しい場合は以下の通り。

  • パネルに「織り目」がついている・・・パネルに「織り目(角度)がついているとデントリペアでは修復が不可能(織り目を平らには戻せない)
  • パネルの「出っ張り」・・・基本的にデントリペアは「パネルの裏から押して出す」技術なので、出っ張っているパネルの修理は難しい

なぜ今回は「板金」が必要なのか

そこで今回の「板金」という判断ですが、まず修理前はこう。

「上」「下」二箇所あり、「上」はやや鋭く凹んでいて、「下」はパネルの織り目部分が凹むという”修復難易度の高い”状況となっており、実際に8社ほどデントリペア業者に見積もりを取ったものの、修理できる可能性があるという返答があったのはわずか2社のみ(そのほかは技術的に不可能ということで断られている)。

IMG_5898

Image:Life in the FAST LANE.

そこで煌さんにお願いして腕の立つ業者さんを紹介していただき修理に挑んでもらったということになり、下部分は完全に修復できたものの、上部分は「これ以上裏から押すと塗装が割れる」ということでこのあたりが限界値(塗装が割れるのを覚悟し、つまり再塗装を考慮するならば完全に修復できる可能性があった)。

これでも「遠目にはわからない」くらいのところまで修復はできているのですが、この状態でしばらく乗ってみたものの、どうしても「気になる」ということで今回「板金に出す」という決断を下すことになっています。

ランドクルーザー250ZXのバックドアの凹み(デントリペア修復後)
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なお、「一か八か」でもういちどデントリペアを試みることも考えたものの、何度もお願いするのも気が引けるため、そしてもし塗装が割れるとどのみち再ペイントの必要が出てくるため、今回は最初から「板金」を選ぶことに。

ただ、デントリペアにてかなりのところまで戻していただいたため、板金に際しても(はじめから板金にて修理する費用に比べ)かなりコストを抑えることができ、トータルで考えると「安上がり」、そしてぼく自身にとっても学ぶことが多かったため、結果オーライだったんじゃないかとも考えています。

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