| もし中国や中東、アメリカの景気が悪くなれば、そのぶんが日本に回って来て早く手に入る可能性も |
さて、パテック・フィリップの腕時計、アクアノート エクストララージ(5167A-001)を正規取り扱い店にて予約。
予約したと言ってもいつ入ってくるかわからないので「気長に待つしか無い」という状況です。
ちなみにぼくが最初にパテック・フィリップ・アクアノートを購入しようと考えたのは2017年で、このときはまだ「在庫がなんとかある」「プレミア価格はほんのちょっと」だったわけですね。
パテックフィリップの値上がりは天井知らず
なお、2017年9月のパテックフィリップ・アクアノート エクストララージ 5167A-001の平均相場は2,367,978円ですが、2019年6月には4,805,966円、12月だと5,281,345円。
いったいどうなってんのというくらいの価格上昇ですが、2017年に「買っとけばよかった」と後悔している腕時計の一本でもあります。
値下がりが続いてもなぜロレックスが「王者」なのか!オメガ、パネライ、パテックフィリップ、オーデマピゲ、リシャールミルと「買取価格」「値下がり率」を比較してみた
そこで香港へと「レアもの腕時計購入ツアー」へと出かけたわけですが、これは「現在香港ではデモが続いており、観光客が減って腕時計がこれまで通り売れない」ために在庫がダブついているという情報を入手したため。
ただし実際に買いに行ってみると、「腕時計メゾンの本社も香港向けの出荷を控えている」ために正規店では在庫が以前にも増して薄くなっていて、正規以外の「プレミアを乗せて販売する」腕時計店においても、まっさきに売れる人気モデルを優先的に(値下げしてでも)売りさばき、下がった売上をカバーしているという状況でもあり、こちらも在庫なし。
そして売れ残っているのは「ゴールドにダイヤモンド」という宝飾時計ばかりとなっていて、結局のところ何も買わずに帰ってきたわけですね。
香港へとロレックスを買いに行ってみた!正規店ではサブマリーナ発見、その他プレミア付モデルは日本より10%くらい安いようだ
そういったこともあって、「まあ人気モデルはロレックスにせよ、オーデマピゲにせよ、パテックフィリップにせよ、店頭で入手するのは無理」という考えに至り、よって今回は正規取扱店での(アクアノート エクストララージの)予約となったわけです。
ちなみにアクアノート エクストララージは正規店あたり年間1〜2本しか入ってこず、そこへ数十人の長いウェイティングリストがあるので、「いつ手に入るのかはまったくわからず」。
ただ、現在メインの出荷先となっているアメリカや中国で何かがあれば(景気後退など)そのぶんの本数が日本に振り分けられることもあるかと思われ、予約だけはしておいたほうが良さそう(2008年のリーマンショックの際にも、アメリカ向けを予定していたロレックスが、アメリカではなく日本へと振り分けられたことがある)。
参考までに、パテックフィリップはかつて「アラブ人と中国人には売らない」と言っていたものの、現在の主な出荷先が中東と中国になってしまったのは皮肉な話で、上海には「本国以外ではじめて」研究開発センターを設置することとなっていますね。
確実に手に入れたければ予約すべし
アクアノート エクストララージにつき、現状だと「何年待つかわからない」ものの、これまで(パテックフィリップ以外でも)「出荷を予定していた国の景気が悪化し、そのぶんが安定市場の日本に振り分けられた」例がいくつかあることを考えると、とにかく予約しておくに越したことはなさそう。
現在ぼくは、ほかにオーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ(REF. #26405CE.OO.A002CA.02)を予約していますが、こちらはおそらく今年に順番が回ってくる予定。
こちらについても現在どんどんウェイティングリストが長くなっていて、今予約すると「5年待ち」だそう。
このリストはさらに長くなってゆく可能性があり(オーデマピゲ本社の意向により、現在取扱店を絞っていっているので、正規販売店に予約が集中している)、ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフやエクストラシンについても「欲しい」と考えているのであれば、一刻も早く予約しておくのが良さそうですね(精神衛生上もそのほうがいい)。