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ベル&ロスBR01-92ヘリテージを購入する。さすが46ミリの威圧感

2016/02/05

bell&ross bell and ross watch BR01-92 Heritage ベル&ロス 腕時計

ベル&ロス(Bell&Ross)の腕時計、BR01-92ヘリテージを購入。
ずっと欲しかった腕時計ですが、このたびようやく手に入れることができました。
ベル&ロスは時計メーカーというよりはアパレルメーカーに近く、まずはsinn社からのOEM生産を受けることでそのビジネスをスタート。
ムーブメントはもちろんケースまでも外注、ということですね。

そのぶんデザインには非常に凝っており、軍用というところを強く押し出して航空機の計器っぽく仕上げたBR01が大ヒット。
これは多くのアパレル関係者の目に止まり、ラルフ・ローレンも広告に採用したりシャネルと業務提携したりとベル&ロス躍進のきっかけをつくったモデルでもあります。

BR01は46ミリと巨大で(外箱も巨大。BR-02/BR-03に比べても圧倒的に大きく、ぼくが今まで購入した腕時計の中では最大レベル)、その後の腕時計のデザインにおいて非常に大きな影響を与えたと言っても過言ではないでしょうね。
そのためとくにファッションブランドの発売する腕時計にはコピーとも言える製品が多く存在します。

bellandross

ただ、その後は「巨大腕時計ブーム」はちょっと下火になり、そのためにベル&ロスは42ミリと小ぶりな「BR03」シリーズを発売。
実際のところこちらのほうがサイズ的にはぼくにマッチしているのですが、BR03はこのBR01-92ヘリテージのような文字がプリントされたベルトのラインアップがなく、全体のイメージを考慮してBR01を選択。※今は生産中止となったBR03のアナデジは持っていたことがある

実際に腕に装着してみると相当に大きく、ラグまで入れるとほとんど手首の幅と同じくらいの大きさという印象。
そのため装着していても腕時計がくるくると回転してしまい、このあたりのバランスの悪さはBR02も同様ですね。
左腕に装着するとリューズが手の甲に食い込んでしまうので(操作しやすさを考えてローレット加工を施しているのでけっこう痛い)、この腕時計に関しては今のところ右腕に装着するようにしています。
ただインパクトは申し分なく、機械式腕時計としての機能性や精密さより、ファッションアイテムとして捉えたほうが良さそうです。

bell&ross bell and ross watch BR01-92 Heritage ベル&ロス 腕時計

なおムーヴメントはETA社製と思われ、ケースの加工技術やPVDコーティングもけして高いレベルではないと思います。
自動巻きですがローターの巻き上げ時には若干のフリクションや偏心が感じられ、ここも機械式腕時計としてはマイナスかもしれません。
しかしそれでも強烈な魅力を放つ腕時計であり、「一目惚れした」という人が多いのも納得。
「機械式腕時計」としてはまさに普通ですが、デザイン的に気に入れば間違いなく「買い」の一本と言えるでしょうね。

参考までにベル&ロスのベルトはいずれも傷みやすく、ラバーベルトも組成が硬く傷つきやすいのが特徴(ケースのPVD加工も剥げやすい)。
よってガンガン使う覚悟がないと日常的に身につけることが出来ない、と思います。
かつ純正ベルトの価格が非常に高いことも特徴で(オーデマピゲよりも高い)、だいたい25000円くらい。
そこに目をつけた業者もあり、1万円前後でラバーやレザーの社外品ベルトが売られていて、それらは純正よりもバリエーションが多いこともあり、飽きてきたら社外品へのベルト交換によって表情を変えてみるのも良いかもしれません。

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