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メルセデス・ベンツの伝説的レースカー「W196」が現代に蘇ったら。未来的レンダリング登場

2018/06/19

| W196が現代に蘇ったら |

CGアーティスト、Kursat Kemal Kul氏が考えたメルセデス・ベンツW196の現代版、「Mercedes W196r Re design」。
元祖「W196」はメルセデス・ベンツの歴史を代表するF1マシンだと言ってよく、これは1954-1955年の間に活躍。
ファン・マヌエル・ファンジオのドライブにて2年連続ドライバーズ・チャンピオンを獲得しています。

なお、ファン・マヌエル・ファンジオはこの経験からかメルセデス・ベンツに大きな信頼を寄せており、オラチオ・パガーニが「パガーニ」を設立した際も「メルセデス製のエンジンを使用するといい」というアドバイスを贈っています(そのためにパガーニのエンジンはメルセデス製)。

当時のF1では無双を誇る

なお、ファン・マヌエル・ファンジオはこのマシンで1954年に「6戦中4勝」を記録していますが、ほかのワークスドライバーは一勝もできず(表彰台には二度)、いかにファンジオのスキルが優れていたかもわかりますね。

このW196はロードカーとしてのボディを持つ「メルセデス・ベンツ300SLR」が9台製造され(クーペは2台)、メルセデス・ベンツは「もっとも価値のあるクルマ」だとしていることでも知られます。

W196は後に「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン」へとそのイメージが引き継がれますが、今のところその後継は不在。
「オープンホイール」「ストリームライン」「300SLRオープン」「300SLRクーペ」などいくつかのバリエーションがあり、それぞれデザイナーによるレンダリングの対象となったりしますが、今回の「Mercedes W196r Re design」もその一つ。

なお、メルセデス・ベンツは歴史的名車が多いにもかかわらず、あまりこういったレンダリングのネタとして(ポルシェほど)取り上げられないのは不思議に感じるところ。

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