| FJカンパニー最新作はレトロなオリーブグリーン |
トヨタ・ランドクルーザーのレストア専門ショップ「FJカンパニー」が、新たにレストアしたFJ62を公開。
これは1986年に製造されたモデルで、オースティン在住の顧客によって依頼されたもの。
60系ランドクルーザーは1980年の登場で、国内仕様としては60/61/62型と発展しながら1990年まで製造されていますが、北米向けについては1992年までベネズエラにて生産された、とのこと。
基本はオリジナル、細部はオーナー好みに
もともとのボディカラーは「レッド」であったものをレトロなオリーブグリーンにペイント。
なお、サイドのグラフィックは当時に採用されていたものと同様です。
インテリアは「タータンチェック」がオリジナルですが、今回はブラウンレザーに張替え。
FJカンパニーはオーナーの要望にあわせ、様々な仕様を「純正ライク」に仕上げてくれるようですね。
なおレザー部分にはハンドステッチが入り、オーディオは90年代風に(これはあえて”後付け感”を出しているのだと思われる)。
レストアにあたっては完全に車体を分解し、ボディはいったん塗装を落とした後に再塗装。
サスペンションはノーマルよりもリフトアップされている、とのこと。
ここを見ても「新車」といえるレベルにまで回復されていることがわかります(レストアの過程はFJカンパニーのページに画像が保存されている)。
メルセデス・ベンツGクラスも同じですが、ラダーフレームにボディ部分が乗っている「ボディ・オン・フレーム」構造もこの画像だとよく理解できますね。
ミラーなどメッキ部分も完全に「新車」で、まさに驚くべきレベルのレストア技術。
メーターも完全に新品状態に。
走行距離は295キロですが、これはレストア時にいったん0に戻し、レストア完成後に295キロ走った、ということなのだと思われます。
ウインドウ昇降は「パワーウインドウ」ではなく手動式。
変えるべきところは変え、残すべきところは残しているようですね。
VIA:FJ Company