| ヒュンダイのミドシップスポーツカーが目撃に |
ヒュンダイはハイパフォーマンス部門として「N」を持っていますが、これはBMW「M」を意識したものであると同時に「ニュルブルクリンク」「ヒュンダイの本社所在地」の頭文字である、としています。
加えてヒュンダイはBMW Mディビジョンからそのボス(アルバート・ビアーマン氏)やデザイナー、技術者を引き抜いていて、旧Mのボスはヒュンダイの社内体制をべた褒めする(そしてBMWを批判する)など、かなり奇妙な雲行きに。
「Nブランド」オリジナルモデル?
現在ヒュンダイが発売している「N」ブランドの車は「ヴェロスターN」「i30 N」の二つ。
ヴェロスターNはi30 Nの上位に位置し、エンジンは2リッターターボで275馬力、駆動輪は前輪のみ、トランスミッションは6速マニュアル。
↓意外とカッコイイ
i30 Nのエンジン、トランスミッションはヴェロスターNと同じ。
ボディカラーはいくつかありますが、ヴェロスターともどもNブランドのイメージカラー「パフォーマンスブルー」を身にまとった個体がオフィシャルフォトに使用されています。
そんなヒュンダイですが、今回ニュルブルクリンクにて謎のスポーツモデルが走行しているのが目撃に。
明らかに幅広で既存モデルとは異なるプロポーションを持つクルマですが、けっこうなペースでニュルブルクリンクを周回中。
ヒュンダイはちょっと前に「ヴェロスターNやi30 Nのように、ヒュンダイの既存モデルをベースにしたものではなく、Nブランドオリジナルのスポーツカーを製作する」と公言しており、おそらくこれはその「Nブランドの新型スポーツカー」。
リアから見たスタイルはグループBラリーカーのような「変態車」ですが、このクルマを実際に発売すれば、周囲の見た目はちょっとくらい変わるかも。
ヒュンダイは過去にもこういったコンセプトモデルを発表している
なお、ヒュンダイはコンセプトカーとして「RM(レーシング・ミドシップ)シリーズ」として過去にRM14(2014)を発表。
その後はRM15(2015)、
RM16(2016)、
2017年にはRN30(名称からするとミドシップではない?)も発表。
今回ニュルブルクリンクで目撃された謎車両も「RM」シリーズの一つと思われ、どうやらヒュンダイは本気でこれを発売するのかも。
ヒュンダイは「ビッグマウス」で知られますが、本当に実力が備わっているのかどうかについては非常に興味があり、ある意味「i30 N」「ヴェロスターN」は今もっとも運転してみたい車の一つでもあります。