| 宇宙船?なんとも奇妙なコルベットがオークションに |
ジョージ・バリス氏によってカスタムされた1964年製シボレー・コルベットがオークションに登場予定。
同氏はアメリカにおけるカスタムカー製作の第一人者とされており、TV版バットマンに登場した初代バットモービルや、そのほか多くのカスタムカーで有名な人(2015年に89歳で亡くなっている)。
高校時代から必死に働いて弟ともにはじめてのビュイックを入手し、まず行ったのは「カスタム」だとされ、こういったエピソードを聞くに根っからのカスタム付きであったと言えそう。
その後はカスタム好きが高じて自身のカスタムショップを開き、さらにすぐれた感性を持つジョージ・バリス氏のカスタムした車は多くのコンクールでショーを獲得。
これを機に多くの「映画用車両作成」依頼が舞い込むようになったようですね。
今回オークションに登場するコルベットは25年間倉庫に保管されていた車両とのことですが、何らかの理由で「未完成」。
よってボディ含めパワートレーン、内装など多くの部分に手を入れる必要があるものの、「世界に一台」の希少な車を手に入れるチャンスだとも言えそうです。
当時のジョージ・バリス氏が考えた「未来」がここに
カスタムが開始されたのは1964年あたりとのことですが、宇宙開発競争時代を反映してか(アポロの月面着陸は1969年)宇宙船ぽいデザインのように思えます。
ドアはこんな感じ。
壊れているのか製造途中なのかは不明です。
ドアミラーの形状はけっこう斬新ですね。
室内はダッシュボードが外された状態のように見え、かなりな手直しが要求されそう。
もはやコルベットの面影もないサイドビュー。
ノーズが延長されており、バブル形状のキャビンは後部が大きく膨らんでいるため、よりウェッジシェイプが強調されているようですね。
リアはより一層奇っ怪な形状。
バットモービル的雰囲気も見られます。
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