| 新型トヨタ・スープラの動画レビューが続々公開 |
スペインはハラマ・サーキットにて行われた新型スープラのメディア向け試乗会。
世界各国のメディアが招かれているようで、現在続々とレビューが登場しており、日本のメディアからもそのうち記事が公開されるものと思われます(ユーチューバーは招待されていなかったようで、ユーチューバーは動画を公開していない)。
今回はAutocarはじめ動画での試乗レビューが登場しており、いくつか紹介してみたいと思います。
Autocarはスープラに対して好意的なコメント
まずは英国オートカー。
新型トヨタ・スープラのサウンドが堪能できる動画ではありますが、内装についてはカバーが掛けられたままでの試乗であり、外装とともに詳細はわからないまま。
下記にそのコメントを要約してみますが、全般的にかなり好意的な内容となっています(ただしテスターはそんなにエキサイティングな表情ではなく、この車両がプロトタイプだということを前置きしているので、”現時点では”よく出来ている、市販時にはもっと良くなるであろうポテンシャルがある、という前提なのかも)。
ちなみに生産は9ヶ月後からと述べており(トヨタが配布資料に記載していたか、説明があったかと思われる)、もうじき生産が開始され2019年はじめにはデリバリーされるBMW Z4に比べるとかなり「遅め」。
そのぶんトヨタは「納得するまで仕様を詰める」ということだとも考えられますが、Z4であってもスープラと同じエンジンを積むと思われる「M40i」については2020年モデルとして2019年後半から生産すると発表されており、新型スープラ、そしてBMW Z4 M40iとの生産が同時期に始まる、ということになりそうですね。
・スポーツモードではダンパー、エンジンレスポンス、トランスミッション、トラクションコントロールの設定が変更
・エンジン回転はスムーズ
・ステアリングは正確で応答性が良い
・バランスが取れて愛すべきキャラクターを持っている
・日常性を備えたスポーツカー
・生産開始は9ヶ月後
・ライバルとなるであろうポルシェ718ケイマン、アルピーヌA110ほど俊敏ではない
おおよそこんな感じですが、「バランス」「スムーズ」といった表現が多く用いられ、FRらしい、運転しやすい性格を強調。
そのほか、高いボディ剛性(レクサスLFAと同等)、優れた重量配分(50:50)、トヨタ86よりも低い重心などに触れています。
性格はマイルド、あまり「尖って」はいない?
そしてもっともそのサウンドを聞かせる「Raodshow」。※主に外から聞いたエキゾーストサウンド
エンジンサウンドはリズミカルで、V8っぽく聞こえるところもあり、アメリカ人がかなり好きそうな音でもあります。
ただし一方では炸裂音やエンジン回転の上下による音質の変化に乏しいようで、「レーシングカーよりはGTカー」とコメントしていますね。
ただしバランスの素晴らしさについては強調しており、やはり新型スープラは扱いやすいキャラクターを持つようです。
おそらく「万人向け」ということになりそうですが、今後は「GR」「GRMN」、もしくは先日話題に出てきた「軽量バージョン」にて、腕に覚えのあるドライバーに向けたスパルタンなモデルを投入してくるのかもしれません。
正直言うと、この価格帯(700万円くらい?)のGTカーというのはほぼ需要がなく、誰も求めていないと思われるので(今やセダンやSUVでもGTカーとしての要件を満たしている)、一気にスパルタンな方向に振ったほうが存在意義を示せるのでは、と思うことも。
そのほか、価格などの発表は2019年前半発表ということ、トランスミッション、ブレーキ、サウンド(人工的)については懸念を示していますが、これについては発売までに改善されると推測されます(ブレーキについてはトヨタも改良の必要性を認識)。
こちらはドイツ語なので内容は理解不能。
ただしコクピットからのサウンドはいちばんよくわかるかも。
こちらもドイツ語?
やはりエキゾーストサウンド、そして車内での音の聞こえ方については参考になります。