やっぱり中国向け?女性オーナーの可能性も
アストンマーティンCEO、アンディ・パーマー氏がファクトリーを訪れた際にピンクのヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレークを発見したとして自身のインスタグラムアカウントに画像を投稿(これまでの投稿数は58で、さほど多くはない)。
よってこれはラッピングではなく、アストンマーティン自身によって「カスタムペイントされた」車両ということになりそう。
まさかこの超限定モデルをピンクにペイントした猛者が存在したとは
ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレークは「クーペ」「ヴォランテ」「ロードスター」とともに「ヴァンキッシュ・ザガート」の限定シリーズの一角を成すモデルであり、先日その内装が公開されたばかりでもありますね。
加えて最近になり「ヴァンキッシュ・ザガート」シリーズ全ての納車を一気に受けるオーナーが紹介されており、そのシューティングブレークも徐々に納車が開始されていると考えて良さそうです(その横もヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレーク)。
今回目撃された個体もその一台と思われますが、このピンクはいわゆる「ベイビーピンク」。
アメリカや中国で好まれるたぐいのカラーではありますが、だれに納車されるのかはちょっと気になるところですね。
なお、欧州や日本ではこういったピンクは好まれず、「ローズピンク」のようなメタリックの入ったピンクが好まれるといい、国によってけっこう「色の好み」には差がありそう。
ちなみに中国ではこういったピンクや・・・
ブガッティ・ヴェイロンにまでピンクが採用される例も。
なお中国へと納車されるスーパーカー/ハイパーカーにピンクが多い理由としては、「中国の富豪が愛人に買い与えるケースが多いから」とも言われます。
そのほかマクラーレンの正規ディーラーでもピンクの570Sが販売される例も報じられており、とにかく中国ではピンクが大人気。
加えて中国では、上述の「愛人需要」のほか、女性の起業家や女性の富裕層が多いこともピンクの高額車両が多い一因だとされ、「ずっとピンクのクルマばかり乗り継いでいる」香港の女性起業家もよく知られる存在でもありますね。
ちなみにフェラーリは「カスタムカラーにてどのようなボディカラーにでもペイントすることができるものの、フェラーリが唯一許可しないのは「ピンク」。
その理由は「ブランドイメージにそぐわない」としていますが、よってフェラーリをピンクにしたい場合は購入後に再ペイントやラッピングを行うより他になさそうです。