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【動画】米コンシューマー・レポートがトヨタ・カローラスポーツをテスト!「エンジニアは本当にいい仕事をした」と褒めちぎる

2019/01/14

アメリカ市場向けは2リッターエンジンを搭載

アメリカの製品購買判断において絶大な影響を誇る「コンシューマー・レポート」がトヨタ・カローラ・ハッチバック(日本ではカローラスポーツ)をレビュー。

その内容としては非常に好意的で、かなり高い評価を与えています。
高評価の要因としては「トランスミッション(低速でもスムーズ)」「引き締まった足回りによる俊敏な挙動」「それでいて乗り心地は悪くない」というもの。

反面、数少ないネガティブポイントは「荷室が小さい(しかしシートを倒せばかなり大きなスペースが得られる、と補足)」「インフォテイメントシステムの反応が鈍い」。

アメリカ市場はクルマに対して独特の評価を行う

なお、アメリカ人はクルマに対して他の国とはちょっと異なる判断基準を持っているようで、最も重視するのは「快適性」。※ぶっといトルクも外せない要素で、マツダ・ロードスターやSUBARU WRX STIもアメリカ仕様は排気量が大きい

これは振動やノイズ、乗り心地といったところがメインとなり、「要は静かで快適なクルマ」が好みだということになり、同時にアメリカ市場で日本車が受け入れられる理由なのかも。

そして同時に「アメ車の乗り心地がいい」のもこういった嗜好を反映させたことが理由だと思われますが、たとえばアメ車だと、スポーツカーであるカマロですら「高級車」といっていいほどの乗り心地を持っている、と認識しています。

加えてアメリカ人が非常に重要だと考えるのは「レザーシート」。
よってカローラやシビックといった、日本だと(通常の感覚だと)レザーシート装着が考えられないような車種にもレザーシートが設定されるようになっていますね(その影響で日本でもレザーシートのオプションが拡大中)。

さらにはエアコンの効き、オーディオのグレードや品質についてもアメリカ人は重視しており、最近だとスマートフォンの「ワイヤレスチャージ」がものすごく好まれる、とも。

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▲新型カローラ・スポーツのインテリア評価はすこぶる高い。とくに随所に見られるステッチが好評

アメリカ人の考えるクルマは「快適な移動手段」?

こういった傾向を見るに、アメリカ人はクルマを「運動性能」というよりも「快適な移動手段」として捉える側面があり、それは中国とよく似た傾向を持つ、とも考えられます。

そういった相似性を表す例として、アメリカ、中国ともに「セダンとSUVが販売の大半を占める」という実情があり、これは欧州や日本とはかなり異なるようですね(欧州、日本ではコンパクトカーが多い)。

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とにかく「国によって評価基準が異なる」のは間違いなく、逆に考えれば、その国で受け入れられるには「その国の評価基準を理解する」のが手っ取り早い方法。

おそらくはヒュンダイがそういった製品開発手法を取り入れていて、それがアメリカでの高評価に繋がっているのだろう、と考えています。

カローラ・スポーツは本当にいいクルマだ

カローラ・スポーツに話を戻すと、実際に試乗してみると「ただただ驚かされる」クルマ。
トヨタが欧州においても、そしてアメリカにおいてもそのシェアを拡大すべく投入した世界戦略車であり、たっぷりとコストが掛けられていることが分かります。

日本仕様だと1.2リッターターボもしくは1.8リッター+ハイブリッドというパワーユニットを採用しますが、そこにまったく非力さは感じられず、むしろ力強いという印象も。

足回りも「路面に吸い付くような」安心感を持ち、しかし静かなキャビン内部を相まって快適な乗り心地を持っていて、「このクルマに不満を述べる人はまずいないだろう」という一台ですね。

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