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なんでこんな姿に・・・。希少なフェラーリ・ディーノ308GT4がエンツォもびっくりの姿に改造されて売りに出される

投稿日:2019/03/19 更新日:

かなりカスタムにお金がかかったのは間違いない

フェラーリ・ディーノ308GT4をなにか変なモノに改造したクルマが販売中。
なお、ディーノというと「246GT(1972)」を思い起こしますが、実はディーノにはこういったボディ形状を持つ「308GT4」「208GT4」が存在します。

ちなみにディーノはフェラーリが生産台数拡大のためにV6モデルを販売しようと考えたとき、「V12以外はフェラーリと呼ばん」と言っていたエンツォフェラーリの意向を反映して、フェラーリブランドを毀損しないよう「別ブランド」として企画されたもの。※今風にいうならばディフュージョンブランド

よってエンブレムは「Dino」と記された専用のもので、当初はフェラーリエンブレムが付与されない状態で販売されています(しかしオプションでフェラーリエンブレムの装着も可能であったという)。

ボクらの知っているディーノはこれ

最初に登場した「ディーノ」はおなじみの206GT(1968年)で、「ディーノ」の名は若くしてこの世を去ったエンツォ・フェラーリの息子の愛称から(本名はアルフレッド)。

▲これが一般に知られるディーノ

その後ディーノは246GT(1968)、246GTS(1972)と展開し、その後に今回紹介する「ディーノ308GT4(1973)」が登場しています。

この308GT4は3リッターV8エンジンを搭載した4座クーペで、デザインはピニンファリーナではなくベルトーネ。

なお、1974年にはぼくらのよく知るディーノ(246GT/246GTS)の販売が終了してしまい、アメリカで販売できた唯一のフェラーリがこのディーノ308GT4。※同時期にフェラーリブランドから販売されていた365GT/BB4はアメリカでは型式認定を取得していない

▲こちらはノーマル

しかし上述のように「フェラーリエンブレムがついていない」ので思うように売れず、1975年にはフェラーリから全米ディーラーに対し「在庫車のエンブレムを全部フェラーリに交換して売れ」という指示が飛ばされることになり、この時を境に「ディーノブランドはフェラーリに統合された」と考えていいのかも。
そして308GT4はその後1980年まで生産され、同年に「フェラーリ・モンディアル8」へとバトンタッチすることに。

いったいなぜこんなことに

なお、今回のディーノ308GT4はフェラーリエンブレムへと正式に交換される直前の1975年前半のモデルで、しかしエンブレム類は「フェラーリ」へと換装済み(本来エンブレムがないはずのところにまで跳ね馬エンブレムがついている)。

さらにタイヤとホイールも交換されていて、あちこちが「妙に現代風」にアレンジされているようにも思います。

加えて前後オーバーフェンダー装着にドアミラー交換(ランボルギーニ・アヴェンタドール用を改造しているようにも見える)も。

エンツォ・フェラーリもまさか自身の息子の名を冠したクルマがこんなふうに改造されるとは思ってもみなかったのかもしれません。

なおこの”フェラーリ”ディーノ308GT4の走行距離は66,392キロ、特筆すべきトラブルはなく「通常の消耗の範囲」。

このフェラーリ・ディーノ308GT4はオークションにかけられて最終落札価格280万円ほどで落札されていますが、この状態で280万円の値がつくとは「さすがフェラーリ」。
参考までに、「無改造の」ディーノ308GT4であれば1200万円ほどの落札相場だそうです。

インテリア、エンジンについてはほぼノーマルのように見えますが、外装をもとに戻すには「相当な費用」を(落札者は)支払うことになりそうですね。

VIA:Copart

 

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