| 新型M3はデザインのほか、色々と驚きが隠されていそうだ |
輸送中の新型BMW M3が目撃に。
ただし先頭に積まれるモデルのドアミラーは「Mミラーではない」ように見え、しかしその後ろの車両はMミラーが装着されるなど謎も残ります。
そしてこれがM3だとするとこれまで目撃されてきたスパイフォトとは異なってフェンダーなどがプロダクションモデルに近いように思いますが、「ひっかかる」のはヘッドライトとフロントバンパー。
新型M3は「3シリーズと大きく異なるデザイン」を採用?
ヘッドライト内部については、六角形を途中で切断した「変形イカリング」ではなく、むしろ「暫定」のように見え、しかし暫定の割にはよくできているようにも思われます。
つまりこのヘッドライト内部構造が最終的に採用されるのかどうかは不明ということになりますが、このあたりはもうちょっと先にならないとわからなさそう(新型M3の発表は9月のフランクフルト・モーターショーだとされる)。
ちなみにこちらが新型3シリーズのヘッドライト。
今回のスパイフォトを見ると、ヘッドライトのレンズそのものの形状が通常3シリーズと異なるようにも見えますね。
そしてもうひとつの気になるところは、フロントの偽装されたメッシュ奥に見える「横線」。
キドニーグリルに該当する部分に横線が見えるほか、その下のバンパー下部に至るまで横線が見えます。
これの意味するところは全くわからず、もし偽装の下に隠されているのが「市販モデル同様」のボディだとすると、フロントグリルは上下方向にとてつもなくデカく、かつアウディのシングルフレームグリルのように、もしくはレクサスのスピンドルグリルのように、「キドニーグリルがバンパー下部にまで達する」ということになるのかもしれません。
なお、この膨らんだフェンダーや、4本出しのテールパイプを見るとやっぱりM3で間違いなさそう(ブレーキもハイパフォーマンスタイプ)。
BMWが新型M3にて、「超巨大な」新デザインを持つキドニーグリルをもたせるとなると「衝撃」ではありますが、BMWはキドニーグリル大型化について「エアを取り込む量が増えるので、ほかの部分にエアインテークを作る必要がなく、エアフローを改善することができる」と機能的な理由も挙げているので、見た目はともかく、走りを標榜するM3にとって「巨大グリル」は意外とマッチしているのかも。
ただし巨大グリルの(機能的な)欠点としては「空気抵抗が大きい」というものがあり、しかしこれも現代では「グリルシャッター」にて解決することができるためにさほど問題にはならず、デザイン的な理由を除けば「巨大グリルを採用しない手はない」のかもしれませんね。
新型M3については、デザインのほか機能的にも大きな変化があると考えられており、xDrive(4WD)設定のほか、グレードも「ピュア」「スタンダード」「コンペティション」が設定され、グレード間で大きな差異が設けられると報道されていますが、ぼく的には「キドニーグリルがどうなるのか」が最大の関心事です。
VIA:CARSCOOPS