| メルセデス・ベンツは意外とデザインについては挑戦的 |
コロラド州てにテストを行う「新型メルセデス・ベンツSクラス」のプロトタイプが目撃に。
なお、アメリカでのテストだと「デス・バレー(世界で最も気温が高くなると言われる)」での酷暑テストがよく知られるところですが、コロラド、というのはかなり珍しいテスト地の選択だと思います。
なお、この新型メルセデス・ベンツSクラスについて、おそらくは市販モデル同様のボディを持つと思われるものの、全体をフィルムで覆われ、一見「何のクルマなのか」わからない状態でもありますね。
新型メルセデス・ベンツSクラスのデザインは「フラッシュサーフェス」に
現在、新型メルセデス・ベンツSクラスは何度かプロトタイプが目撃されていますが、わかっているのは「EQC」のようなツルっとしたデザインを持つであろうこと、それに関連して段差が極端に減らされていること、加えてドアハンドルが格納式となること(そのため、ドアハンドル周辺にはこれまでに見たことがない偽装が施されている)。
今回のスパイフォトで特徴的なのはテールランプの偽装で、これを見ると「三角」に発光スペースが残された状態でカモフラージュが施されています。
いかにプロトタイプ、そしてカモフラージュが必要といえども現地の法規を無視することはできず、つまりランプを覆ってしまうことができないことへの対策なのでしょうね。
となるとテールランプは「三角に光る」ということになりますが、これはなかなかに斬新というか、これまでのメルセデス・ベンツには見られなかった手法です(三角というと、現行のマセラティ各モデルを思い出す)。
ちなみにメルセデス・ベンツはこれまでもヘッドライト、テールランプ、ドアミラー内蔵ウインカーについてはしょっちゅうその形状を変え、ヘッドランプについては最近落ち着いて来たものの、テールランプについては試行錯誤を繰り返している模様。
これまでにも「バタフライ」「スターダスト」等が採用されていますが、スターダストは一瞬で消え去り、次世代が「三角」になるとすれば、バタフライもやはり今後は「廃止」となるのかもしれません。
こちらは以前に撮影された、新型メルセデス・ベンツSクラスのインテリア。
内装もやはり現行のデザインから大きくイメージが変わって「テスラ風」に変化するようです。
メルセデス・ベンツSクラスは「メルセデス・ベンツのフラッグシップ」であるがゆえ、その技術力を示すべく多種多様な新規デバイスが盛り込まれると思われますが、おそらく目玉は「レベル3(加速・操舵・制動を全て車両が行うが、緊急時や自動運転システムの限界時にはドライバーが操作を行う)」の自動運転だろう、とも言われています。
エンジン含むドライブトレインについては不明な部分が多いものの、全モデルがハイブリッド(EQパワー)化されるという話も。
その発表を楽しみに待ちたいところですね。
VIA:CARSCOOPS