| ポルシェのベンチマークはやはり「テスラ」 |
ポルシェが9月4日にポルシェ・タイカンを発表する、と正式に発表。
すでに予約は3万件に達しているそうですが、発表は「3大陸同時」というこれまでのポルシェにない方法にて行われる予定。
発表の場は中国、カナダ、ドイツとなり、ドイツの場合だと「ベルリン」そしてゲストは”少なくとも”マーク・ウェバーが登場する、と発表されています。
ポルシェ・タイカンのスペックは未だ謎のまま
なお、タイカンの生産も発表とほぼ時を同じくして9月から行われる予定ではあるものの、現時点ではポルシェはその詳細について触れておらず、しかしこれまでの報道だとその内容は下記の通り。
●グレード ・ベースモデル・・・80kWhバッテリー、2モーター、RWD(322馬力と376馬力版が存在)、価格は90,000ドルから ・タイカン カレラ4S・・・96kWhバッテリー、AWD(429馬力と483馬力が存在)、価格は90,000ドル強から※モーター数不明・リア2+フロント1? ・タイカン ターボ・・・96kWhバッテリー、AWD(600馬力と649馬力が存在。10秒間のオーバーブースト付き)、価格は149,000ドル ・タイカン ターボS・・・開発中、724馬力 ・タイカンGTS・・・開発中、軽量な後輪駆動モデル ●スペック(タイカン・ターボ) ・2速トランスミッション装備 ・一回の充電あたり走行可能距離は515キロ ・フロントモーターが215馬力、リアモーター402馬力 ・モーターの許容回転数は16,000RPM ・0-100キロ加速は3.2秒 ・0-200キロ加速は10秒以下 ・最高速度は261km/h(しかしリミッターで250km/hに制限) ・車体重量は2,095kgあたり ・回生ブレーキの強さはステアリングホイール上にてコントロール可能 ・バッテリーはLG製のリチウムイオン(34モジュール、408パック)、650kg ・当初は250kW充電の対応のみ、350kW充電は2021年以降に対応 |
ポルシェはタイカンをかなり長いあいだテストしていますが、当初から主張しているのは「信頼性」。
テスラのように、全力での加速を行ってもシステムが不安定にならないということを継続して述べており、しかしテスラもその信頼性を上げているようで、ポルシェが言っていた「テスラが不安定になる回数」は当初”3回”。
つまりテスラは3本ゼロヨンを走ればエラーが出るということですが、最新のコメントではテスラがエラーを出すのは「30回」と表現が改められており、それだけテスラも進化している、ということですね。
タイカンの0−100キロ加速タイムは3秒台前半だとされ、これはさほど「速くはない」タイム。
これについて、ポルシェは「一発の速さよりも安定性を重視し、何度でも楽しめるように」という趣旨のコメントを行っており、つまりは「もっと加速を速くできる」ということも示唆ししていることになりそうです。
こちがらEV専門メディア、Fullychargedが空港にてポルシェ・タイカンをテストする動画。
一般のメディアがタイカンのステアリングホイールを握るのを許されたというのはかなり珍しい例ですね。
VIA:fullychargedshow